断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

魔女を倒す方法

 単なる思いつきのメモなので、読み飛ばして下さい。


 例のあーちすと氏のメールに刺激されたのか、変なシナリオをやってみたいとの思いがわき起ってきました。
 とっかかりは「魔女を倒す方法」です。
 ここで言う「魔女」がなんであるかはまだ固まっていませんが、倒すためには単純な武力ではなく、何らかの物語を紡ぎ出す必要のある存在と仮定します。準備された材料を使ってその方法を作り出すのがシナリオの目的となります。つまり、四つ辻に埋まった死者の指が示す方角にある砕けた剣を鍛え直すのかもしれませんし、魔女本人もどこに隠したか忘れてしまった心臓を探索するために龍の住処へと赴くのかもしれませんし、死者の国へと旅立ち真の姿を映し出す瞳をもらってこなければならないのかもしれませんし、あるいは何百年も眠り続ける姫君を目覚めさせ真実の愛を勝ち得なければならないのかもしれませんし、魔女の真の名を刻んだ石を怪鳥の巣の中から盗み出さなければならないのかもしれません。
 素材は提示するけれど、方法はプレイヤーに内在する物語から構成してもらえないだろうか、という思いつきです。
 これは魔女を探す、という方向にも伸びるかもしれません。例えば、魔女が子供の頃に無くした靴を見つけ出して主のところまで歩ませるのかもしれませんし、無垢なる子供となって魔女が住むと言われる森にて迷うのかもしれませんし、宗教運動を起こして魔女の恐怖を大衆に植え付け狩り出すのかもしれません。同様にいくつかのハードルを設置できるはずです。


 プレイヤーに内在する物語を引き出そうとする試みは、たとえば『深淵』の運命カードなどでシステム面からのアプローチがなされていますが、もうちょっと踏み込めないかというのが基本的な考えです。
 あーでも、こういうのならあーちすと氏が数年前に既にやってそうな気もしてきました。考えなおそっと・・・。