断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

5/14の覚え書き

 キャンペーンのキャラクター作成及び短時間枠のみ参加。
 体調が下方を向いたまま、回復する兆しがなかったので早めに帰りました。

1部

 2回生KさんGMによるパラサイト・ブラッドのキャンペーンに参加。
 本日はキャラクター作成のみ。
 GMの準備した街の設定が配られ、ルールや悪魔寄生体の説明が行われていきます。各々がデータや設定を作り込んで模擬戦闘をして、平和に終了、という流れに見えたのですが・・・。


 平穏なキャンペーン第0回に暗雲が立ち込めたのは、都市設定の端々に漏れいずる不穏な単語。
 例えば「河川敷は、決闘やデートに使われる」とか「スパイスのテーマパークの名物、インド人店長のカレー料理店」とか、この世界はどこかがおかしい。
 軽めのオムニバス形式&バトル中心のキャンペーンとの紹介もあってか、プレイヤーが気楽に設定を継ぎ足していったことから、歪みが増幅されていきます。
 特に2回生Mさんが「野球部員レギュラーを全員分考えて、街の各所に関連づけた」ことが触媒となり、みるみるうちに街の混沌の坩堝と化したのでありました。河川敷名物金属バットの山田、とか無駄に心に響く言霊が連発して大笑い。OBのKさんが絶好調でした。


 気づけば、悪魔憑き事件はほとんど発生していない街、というGMの初期設定はどこへやら。
 街の情勢はずいぶんと剣呑な代物とあいなったのでした。
 その上、3回生Mさんが他プレイヤーには明かせない設定を自作するなど、セッション始める前から信頼関係にヒビが入る有様。ああ、このキャンペーンはどこへ行くのでしょうか。


 そして、模擬戦闘。
 GMが洩らした「衝動判定の経験はそのまま持ち越します」との言葉に目の色が変わる強欲なプレイヤーども。すかさず「キャプチャー分の経験も入るんですよね?」と強引にねじ込みます。
 2回生GMに上回生が合従して要求する様に、恐ろしいパワハラ現場を見たい思いです。・・・あ、僕も入ってたけど。
 肝心の模擬戦闘は、PC6人で衝動をやりくりできるのは強く、序盤は押され気味だったのに3段階目に入ってから一気に蹂躙する流れでした。数は力ですなあ。
 GMさんはバランス取りが大変だろうな、というのが偽らざる感想です。ガチのぶつかり合いなら、PCを蹂躙するぐらいの敵戦力で丁度いいぐらいかもしれませんね。
 折角スクエアを用いて戦闘するのだから、同じターゲットを競い合ったり、制限ラウンド内に確保すべきオブジェクトを配置したり、単純な殴り合い以上のファクターを混ぜていければより楽しめるようにも思います。


 なお、うちのPCはウォーコイト。
 蟻に緻密で美しい機械的な昆虫を混ぜ込む、というコンセプトで作ってみました。
 初期状態では唯一のDUST隊員で、次週は他PCの導き手となる・・・はず。

2部

 4回生YさんGMによるSW2.0。
 魔術師から50年前の書物に記された謎めいた双子の花を調査するよう依頼されるPCたち。繁茂するとされる山で、天の邪鬼な少女や書物を記したエルフとの出会いを通してPCたちは真相にたどり着く。という流れの短時間枠でありました。


 プレイヤーが3人ということもあり、各人ぎりぎりまで絞ってのキャラクター作成を行います。
 手始めに、経験値を+1000してもらう所からはじめ、金の融通、果ては借金ルールまで活用して装備を買いそろえます。
 完成したグラスランナーのグラップラー/スカウト、エルフのソーサラー/セージ、人間のプリースト/フェンサーはいずれもぎりぎり一杯に絞り込んだ作り。戦闘はかなり余裕で、やり過ぎた感あり。下手に生存本能を刺激しちゃダメね。


 話自体は、SW2.0の神話要素を上手に織り込んだ小品の良作。
 こういった気品あるファンタジーものは好みです。
 感想戦でも口にしたけど、自分だったらこうシンプルにはまとめられず、ごてごてと貼り付けて台無しにしちゃうんですよね。うらやましい。

その後

 体調が急降下を始めたので、散歩&ジュース購入してきたのですが、いっこうに歯止めがかからず。
 飲み物を寄付してさっさと帰宅しました。