断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

とある失敗の記憶

 先の文章で、いろいろ誤解を招く表現があり申し訳ありません。
 RPGにおける強烈な個性とか、特異な才能を賛美したいわけではなく、技術のみを要求することで萎縮させているのではないかという危惧から書いた次第です。
 内輪の話になって悪いのですが、去年終わり頃に参加したセッション終了後、現役上回生のGMに対してきつめの注文をつけた事があります。先日あげた3要素、すべてがきちんと伝え切れていなかったのに加えて、様々な手落ちがあったからです。そのとき、プレイヤーとして参加していた一回生の方が、そのときの私の発言から自らに当てはまる部分を聞いてしまい、「耳が痛いです」と反応されました。
 経験上、一回生、二回生は、自分が何が好きで何が得意なのか探していく期間だと考えております。技術面のアドバイスを受けるのは、自分のやりたいことを思いっきりやって、大失敗してからでも十分間に合います。誤解を恐れずに言うならば、無茶をやっても許容される期間だし、またそうするべきなのです。にもかかわらず、私の不用意な発言で泳ぎ出す前に手足を縛ってしまったのではないか、と心配になりました。
 そのあたりの経緯から、個性を技術より重くみる、という発言につながった次第です。