断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

4/7の覚え書き

 久々に、1〜3部をRPGでみっちり埋めたので、楽しいけど体力消耗気味。簡単めに。

1部

 3回Kさんのダブルクロス3rd。
 毛むくじゃらの深い化け物に襲われ覚醒する少年と、パペッターと呼ばれるFHエージェントを追うUGN側PCとの出会いから始まる話。
 典型的な、異能の世界に巻き込まれたものが、かけがえのない日常を守るために戦う展開かと思いきや、実は守るべき日常は壊されていたというひねりあり。
 そこへと至る過程にPCの選択や、納得するだけの要素を加えてくれれば、物語として受け入れられるものになったかもしれません。しかし、PCは一切関与できない決定事項として表出したため、ただ後味が悪いだけでした。
 平時ならまだしも、新歓で、しかも直撃を喰らうポジションのPCが新人さんというセッションにて、これをやっちゃうのはあまり褒められたものではないかと。
 初心者向け仕様とはいえ、シナリオにおける全PCの可動範囲を削りまくっているのも、やり過ぎ感あり。

2部

 4回Uさんのパイレーツ!。
 島原の乱を題材にした歴史物で、PCは天草四郎時貞の周辺人物。物語は決起前夜から始まる・・・。
 が、結局、決起しないという衝撃の終わり方に。
 原因はPCハイド設定の暴露から始まる、PC間の分裂と戦闘。
 PC4人中2人はGM渡しの隠し設定持ちだったわけですが、うち一人のものはかなりクリティカルな内容。
 本来であれば、戦いを経て引っ込みが付かなくなったところで明かされるという算段だったものと思われますが、「まだ引き返せる」決起前夜に露見してしまったのです。
#該当PCにとっては、ここで対処しなければ後悔する内容だっただけに、
#明らかにするという判断は決しておかしいものではありませんでした
 「PC間は、少なくとも開始時は心から信頼し合ってください」というGM要求に従い全PCにその情報をオープンして今後の方策を立てることとなったことが、さらに事態を混迷させます。
 もう一人のハイド設定持ちPCには「引き返せない理由」があったためです。
 長引く話し合いを巻こうとしたGMが、NPCを使って時間区切り設けたことから、PC同士の戦闘が発生して終結。PCのうち生き残ったのは1人のみでした。
 仕込みネタは非常に面白いものだっただけに、もったいないの一言に尽きます。

3部

 自分がGMでVoid Vultures。
 SFダンジョンハックRPGの付属シナリオ、クラウド9をプレイしました。
 開始が深夜の3時過ぎだったこともあり、GMを含めた参加者全体の理知的能力が低下気味。独自のロール・ルール説明に手間取ってしまいました。
 逆を言えば、深夜帯ならではの野生剥き出しテンションで、ゴミ野郎どものダンジョン探索な雰囲気が強く出て面白く。
 PC3名でのトライでしたが、余裕を持ってクリアされましたよ。プレイ時間は3時間程度。
 GMとしては、NPCのアドバンテージを攻撃に使う際の加減がわからず、ほぼ防御的な扱いに終始しましたが、結果を見ればもっとアグレッシブでもよかったかなという感想。
 アドバンテージの構築や、ドロップ品の作成に、プレイヤーの語りを多用するルールは出来がよく。特に後者はプレイヤーにも受けがよかったです。
 ハック・アンド・スラッシュなRPGとしてはかなり秀逸なシステムではないかと思います。
 日本語サマリーを作成していただいたぴろきさんに感謝。