断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

時間のない大人に向いたシステム

 ・・・というタイトルのウェブログ記事を見かけたのでクリップ。
rpg.brouhaha.us/?p=1145
rpg.brouhaha.us/?p=1149
 インディペンデント系のシステム検索をしていて行き当たりました。下の記事は、カテゴライズされたシステム紹介がなされております。
 紹介されているシステムがなんでインディ系ばかりかというと、ストーリーを指向するものが多く、覚えるべきルールが少ないため、忙しい社会人には向いているのではないかとのこと。ここでは次のような条件を満たすものとして、システムを選んだそうです。

1.GMの準備が少ないか、いらない
2.大人のプレイヤー向け
3.単発か短いキャンペーンを行うめの内容を含む
4.機構が洗練されており、理解しやすいすステム
5.プレイヤー人数が少なくて済む(4人以下で機能)

 ふむふむ。2番が今ひとつピンと来ないけど、扱うテーマが子供向けではない、程度の意味合いなのかな?
 日本だと、冒険企画局の作っているシステムがこのコンセプトに近い印象を持っています。データの多いシステムは1番にざっくり足きりされるけど、3番と5番を満たしているシステムは、大手のも含め比較的多いと思われます。


 んで、リストの中から興味を惹かれたシステムをピックアップ。食指は動いたけれど、現時点では「まだ」手を出していません。
【Primetime Adventures】
 プレイヤーとGMが協力して、シリーズもののドラマを共同作業で作り上げていくシステム。プレイヤーは主人公たちを演じつつシリーズ構成にも携わる模様。システムはトランプを使用。レレレを洗練した感じなんだろうか?
【InSpectres】
 ゴースト退治のフランチャイズを立ち上げ、売り込みと幽霊退治を行うシステム。怪物従業員もできるみたいです。基本は、準備いらずで、ランダムに発生させたトラブルなどにプレイヤー側から引き出された提案などを加えて、話を展開していくタイプのゲームみたいです。どういった工夫を施しているのかが気になるところ。
【Grey Ranks】
 1944年夏のポーランドはワルシャワを舞台に、15-17才の少年兵を演じるゲーム。揺れ動くキャラクターを表現するため、感情がグリッド上に置くとか、システムの洗練具合がかなり面白そう。なお、3回以上のセッションを想定しているそうです。
【Shock: Social Science Fiction】
 社会的、哲学的、愛、そして死、それらの衝突に焦点を絞ったSFもの。雰囲気のベースにした作家として、ブルース・スターリング、キム・スタンリー・ロビンソン、アーシュラ・K・ル=グイン、フィリップ・K・ディックなどがあげられています。最初に世界を創り、その問題に立ち向かっていく存在としてPCを設定するという構造をとっているようです。レビューをざっと読む限り、GMが存在せず、参加者が主人公と敵役の両方を担当し、物語を作り上げていく模様。これに関しては、買いたい衝動を抑えきれそうもありません。