断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

たまにはリプレイを読む

 先週借りた『D&Dリプレイ 若獅子の戦賦』シリーズをさくっと読みました。
 そもそもリプレイを読むこと自体が少ない人間ですが、D&Dのシステムと今時のプレイスタイルに興味を持って借りてみた次第です。
 ルールは、読む限りデータ量が相当に多いので、単発主体のうちのサークルには向かないかもしれないという印象。3は部室に転がっておりましたが、このリプレイで使われていたのは3.5、更に大幅刷新された4が現在は展開中ということで、費用面も含めて手を出すなら覚悟を決める必要がありそうですね。とはいえ、ガチンコ戦闘を仕込めるのは面白そうです。きっちりとした事前準備やモンスターに合せた臨機応変な対応がものをいう、この種のプリミティブなゲーム感覚にはぞくぞくします。
 話の流れは比較的王道であり、PCの行動でそこまで激しい変化が起きているわけでは無さそうですが、終盤のやりたい放題は快い感じです。もはや騎士道とかその辺がすっ飛んでおりますが、ここまで格好つけキャラクターを演じた上で戦略的にも動けるプレイヤーたちはさすがと言ったところでしょうか。今時の、リプレイを読んでRPGに入ってくる人たちは、こういったスタイルを一つの目標にしているのかもしれない、と心に留めておきます。
 #といっても、プレイヤーたちは、年齢的にうちらより上ぐらいの世代みたいですが


 まあ、これでまた一年ぐらいはリプレイを読むこともないでしょう。