断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

Lead&Read5号

 深淵のリプレイにつられて買ってしまいました。
 もともとリプレイを読むことにさほど興味が惹かれないので、深淵の情報を確保する以上の購入動機がない不届きものだったりします。この性癖のおかげでR&Rの方も読む記事があんましなかったりして、いいことがありません。
 まあ、内容はいつもの感じなので特にコメントが無いのですが、辺境騎士団領が異常にエキセントリックな場所になっているのがうけました。小国ばかりのはずなのですが、文化差がすさまじすぎます。あと、炎の蛮族がピラミッド建設して周辺を砂漠化するとかいう設定だと、住民の食料はどうするのだろうかと心配になったり。ペルシア的な文化が入り込んでくるのは、膨らませる設定の源として魅力的なのですが、使い勝手が難しいかも。
 あとはプレイヤーの感想とかがあれば良かった気もします。


 なんだかんだ言っても、来年度もメインのシステムは深淵でしょうから、雑誌記事やサプリメント展開の方に期待してしまいますが、新規さんに興味を持ってもらうのは大変なんだろうなあと、読んでいて感じました。また、リプレイ内で言われている「美しい物語」と、自分が構造型や反構造型でシナリオを組むときに仕込む「物語の種」とを比べ、自分が気づかぬうちにどんどん偏って先鋭化しているのでは無かろうかという危惧も抱きました。プレイヤーに楽しんでもらえているうちはまだいいのですが、どこかで踏み越えちゃったりして・・・。