クトゥルフ・ダークのシナリオ作成方法
せっかくだからDark Depthsもテキトー訳にかけてみました。
ただ、この内容はまだテストしていないそうで、ちゃんと機能するか教えてね、とのこと。
このシステムに依らず、調査型シナリオを作る際の手引きとしても活用できそうな内容です。
怪物と探索者
次の質問に答えていきましょう。
- この物語にまつわる神話的怪物はどれか?
- 物語が舞台とするのはどこか?
- 探索者はどのようなものたちか?
まずは一つの質問に答えるようにしてください。そして、答えから関心をそそる事柄をすくい取り、他の二つの質問に用いるのです。例えば、神話的怪物をクトゥルフだと最初に決めたとします。クトゥルフの夢見る部分に関心があるなら、物語の背景を精神病院に設定して、探索者を夢見る入院患者にしてもよいのです。
犠牲者
怪物は人間に害をもたらします。怖気の走るようなものに仕立て上げましょう。どのような事柄でしょうか?
(脚注:もしこの害が犠牲者を殺さないなら、探索者は生き延びた被害者と出会うことになるでしょう。)
冒頭
何が探索者を物語に引き込むのでしょうか? 彼らは・・・:
- 噂を聞きつけた?
- 何かを見つけた?
- イベントに巻き込まれた?
- 何らかの超自然現象を経験した?
- 単に奇妙などこかに到着した?
イベント
探索者は五階層の相対する事柄を、1つ1つ明らかにしていきます。
冒頭においては、一番上の階層しか明らかになりません。なので、探索者たちが新たな階層を暴く前に、それまでに明らかになった階層にある(箇条書きの)イベント2つに直面しなければならないのです。例えば、直前に第四階層を明らかにする前に、探索者は「怪物によって損害を被った植物」と「探索者たちに対する直接的なアクション」と出くわすことになるでしょう。
イベントの「・・・」部分は、より低い階層の事柄で補完してください。それより低い階層がまだ暴かれていなくてもそうします。理に適った物事を選んでください。例えば、「曖昧な、怪物本体に関わる証拠」や「怪物によって損害を受けた動物について語る誰か、についての手紙」といった具合に。
どのようなイベントであれ、詳細を描写してください。例えば上記の手紙だと、脳の除去された羊を発見した農夫を描写できるかもしれません。
掘り下げ
第一階層
- 新聞記事の記述によると・・・
- ・・・についての手紙
- ・・・に関する民話
- ・・・のに関して語る誰か
第二階層を明らかにする前に、探索者たちは次のうち少なくとも2つの要素を持つどこかにいなければなりません。要素:不快な匂いのする、動揺させるような、腐敗しかけた、辺鄙な
第二階層
- 怪物の痕跡を追跡
- 謎の素材と優れた技術でつくられた人工物、奇っ怪な怪物を象る
- 怪物によって損害を被った植物
- 探索者たちに対する間接的なアクション
- ・・・の民話
- ・・・について語る誰か
- ・・・に関する警告
第三階層
- それ以上進ませまいとする警告
- 探索者たちに対する直接的なアクション
- 曖昧な・・・
- ・・・の動物
- ・・・の不特定存在
- 狂乱した・・・
- ・・・について語る誰か
第四階層
- ・・・の証拠
- 怪物の犠牲者
- ・・・を垣間見る
第五階層を明らかにするために、探索者たちは次のうち少なくとも二つの要素を持つどこかにいなければなりません。要素:暗闇の、地下の、古代の、異質な
第五階層
- 怪物そのもの
- 怪物によって損害を与えられた名前のあがっていた人間
六
探索者にそれぞれ、大体6つの動揺を引き起こす出来事(狂気判定を引き起こすもの)を割り当ててください。
6の出目を複数出した探索者は、追加の狂気判定を行うことになります。