断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

5/8の覚え書き

 メインは飲み会でありここに書き留める出来事ではないため、短いです。
 今年度の新人さんは9人で確定とか。新歓、本当にお疲れ様でありました。


・1部
 2回生KさんのGMでParanoiaXP。
 Kさんの昨年度メイン・システムはアリアンロッドかSW2.0であり、プレイヤーの側に委ねる部分の多いシステムにはおそらく初挑戦だと思われます。
 しかもZapスタイルを選択されるという二重のチャレンジ。
 個人的にParanoiaを遊ぶのは4回目ぐらいですが、Zapスタイル(PC同士の殺し合いを主眼に据える遊び方)は未経験でした。Classicであれば、ミッション最終局面までは何とか行き着けるのですが、Zapだとそもそもミッションにたどり着けるのかな?
 と思いきや、案の定R&Dでクローンがほぼ尽き果てて終了。
 正確には時間切れで強制終了だったわけですが、到底ミッションに取りかかることが可能とは思えない残機の減り具合でした。


 普段マルチゲーム的なセッションに参加するときは、一歩後ろで構えておき、他PCの隙をうかがうプレイスタイルが多いのですが、今回はZapスタイルということでアグレッシブに方向転換。
 残念ながら、図ったようなタイミングのファンブルもあり、みごと最初にクローンが尽きてしまいました。他のPCのクローンナンバーも全部6であり、勝ちに行くならいつものスタイルかなと実感。
 ウケを狙うならこれもまたよいな、とは思いましたが。


 セッション内容に関しては、GMがこのようなプレイヤーに多くを委ねるシステムへの初トライということもあって、いくつか改善したほうがより楽しめるであろう点がみられました。
 特に、GMが「自らの手」で積極的にPCを殺そうとしすぎるのは、プレイヤーのテンションを落としていたので、移動中に一応アドバイス。
 GMの側から仕掛けていくのは、一般的なシステムでは普通にあることだし、GMのサービス精神の現れともいえます。なのでそれ自体が悪いとは全く思いません。
 ただ、Paranoiaの場合は、プレイヤーは勝手に状況を作って殺し合ってくれるので、破壊的なオモチャを彼らの前に投げ出して反応を引き出すことがもっと必要です。Zapスタイルを用いるのであればなおのこと。


 なので、GMから提示した状況で3回連続で判定をさせて、1回でも僅差失敗したら殺すなどのマスタリングは負の効果が大きいと思います。
 あまり不公平感や、解消される見込みのないストレスを押しつけすぎると、プレイヤーが醒めてしまいます。
 これらの処理が、PC自らの無茶な試みや、馬鹿げた行いから引き起こされるならよいのです。プレイヤーにもある程度の納得がそこにはあるから。
 しかし、逃れ得ない状況をGMがお膳立てして、何のヒントも回避手段も(あるいは他のPCを嵌める罠として用いる隙間も)ないままに、是が非でも殺そうとする連続デス・トラップを乱発するのは、結果的にプレイヤーを楽しみから遠ざけてしまうのです。
 慣れないシステム、不安もあって過剰サービスに走ってしまったのは大いに理解できます。次回以降はプレイヤーに対してもっと懐を深く保ち構えられれば、ずっとよい結果が残せるでしょう。
 ParanoiaXPを通読して、自前でサマリーを準備するだけのセッションをみんなと楽しみたいという情熱と根気を持っておられるのだから、プレイヤーへの共感を強めることができればもっともっとセッションは面白くなるはずです。


 まあしかし、ミッションにてすべきことを他PCに対し列挙するために「ノルマ」という単語を用いたとたん、GMからZapが振ってきたのは、不意打ちでちょっと笑ってしまいました。確かに元はロシア語だけどね!


・2部
 飲み会。
 有意義なこと、無意味なこと、酔っぱらいの戯れ言、など様々な会話がありましたが、ここに書き記すべきこととは思えないので割愛。


・3部
 時間調整のつもりで入ったロックの2試合目が、5時間近い長丁場に。
 ちょっとリンカと復活多すぎるよ!
 Eストロハイム大佐は普通の人なんだから、もっといたわってあげて!


 終了後、アグリコラを見学しようとも思いましたが、疲労が目にのしかかってきたのを意識したので、そのまま帰宅いたしました。