断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

面白い戦闘を求めて

 自分のシナリオでは、毎回必ず戦闘になる状況を設定する訳ではありません。なので本格的な戦闘が発生せずにセッションが終わることもままあります。
 とはいえ、やはり戦闘はTRPGの華だと思います。
 しかし、どのような戦闘システムが面白いかについては、各人の好みが大いに出るため、一概にどれが優れているとはいえません。


 例えば、自分はDX3の戦闘システムがあまり楽しいとは思えません。けれども、累積すると戻れなくなる危険性をもったゲージ制、クライマックス戦闘までに構築した人間関係をリソースにする、という似た構造を持つエンゼルギア2ndの戦闘はなかなかいい出来だと感じます。たぶん、アグレッシブな方が好みとか、その程度の差でしかありませんが。
 戦闘では状況を変えうる様々なオプションをとれるのが、基本的には好みです。でも、旧SWとかBRPとかWHFRPGみたいなダイス運任せの要素が強いけど、爽快感が伴うのも大好きです。刃の上を歩くかのようにデッドリーなのもよろしいのですが、幕末霊異伝みたいに理不尽なのは面白いと感じられません。
 シミュレーション的な戦闘は楽しいのですが、TRPGに組み込むには今ひとつという印象を持ってます。メック・ウォーリアとかは、別々に遊んだ方が満喫できると思うので。あと時間がかかりすぎるあたりとか。ルールを熟知した固定面子ならええのかもしれませんが、うちの環境だとかなり難しいでしょう。
 ストーリー・ゲーム系だと、戦闘ルールが淡泊であることが少なくありません。その分はプレイヤーの描写でカバーと言いたいところですが、先日の話でも出たとおり「いちいち全てのアクションを描写するのはめんどっちい」のも事実です。


 おそらく自分は「緊張感」「選択の余地」「ダイスなどからもたらされる爽快感」あたりをTRPGの戦闘で重視しているのでしょう。
 新歓期に備えて、上の条件を全て満たしつつ軽いルールを探しておりますが、さすがにそんなに都合のいいものはなかなか見つかりません。
 そんなわけで、システム探索の旅は続くのです・・・。