1/16の覚え書き
体調不良にて1部だけで帰宅しました。
ココア飲んで暖を取り、仮眠のつもりで寝たら、未明に目を覚ます羽目に・・・。
・1部
Iさんのストームブリンガー第二版。
可能な限り戦闘を避けねばならないシステムの筆頭と言っても差し支えのないデッドリーな古いルールですね。プレイヤーが生き残りに血道を上げるため、サークルでは今でも語りぐさになるような出来事が何度か発生しているRPGでもあります。ちなみにIさんはGMするのは初めてとのこと。意外。
面子は、2回生二人、3回生一人、OB一人(私)の4人。
開始前の雑談で世界観説明に加わります。強調したのは、魔術師の凶悪さと、乞食の特殊性。有名な話ですが、乞食は一緒に戦う同胞の人数分だけ「ひっかき」のパーセントがプラスされるという、異常すぎるルールが搭載されています。
というわけで早速出身をランダムで決定。
一人目がいきなりマイルーン人の魔術師という格差社会の頂点(メルニボネは却下とのことだったので)を振り、俄然盛り上がります。
自分の出目は46。だいたい大きな数ほど悲惨な境遇なので、大丈夫だろうとたかをくくっていたところ「出身地、ナドソコルです。え・・・。」
原作をご存じな方には説明不要な、乞食たちの都ナドソコル。出身者は問答無用で、全員乞食です。アリオッチ神の存在を信じたくなる一瞬でした。ぎゃー。
実は振り直しokだったのですが、おいしすぎるので乞食を選択。
キャラクターが完成するに従い、マイルーン人のPCと他PCの恵みの差が明確になっていきます。マイルーン人魔術師以外の三人、戦士、商人、乞食は嫉妬という感情の共有によりうち解けていきます。商人のプレイヤー氏に至っては「あのキラキラした物体をさっさと殺したい」と開始前から宣うありさま。
マイルーン人のプレイヤー氏が「性別、男と女どっちにしましょうかね?(女性だとCHAがあがる)」と尋ねたのに対して、三人一致で「女なら殺さないよ、男なら見た目次第」と迷い無く言い切るぐらいの連帯が生じていました。もちろん、「女なら(奴隷か娼婦として売り払う価値がありそうだから)殺さないよ」という意味です。
キャラクターを作成するだけで、世界観を認識させ、PC関係を形成してしまうストームブリンガー、恐ろしきかな。
シナリオは、紫の街の島にて、商人から南方の島の遺跡に眠るとされる、生命の宝珠という秘宝を探しに行くというもの。
本編は、航海中にもめ事が起きたり、遺跡前でパン・タンの魔術師ご一行様が待ち構えていたり、融通という言葉を知らない法の執行人が現れたり、Iさん曰く「ストームブリンガー入門シナリオ」。
個人的には乞食として、とにかくせこく、意地汚いロールプレイを心がけました。
マイルーン人魔術師を唆して、不平を言う船乗りを焼き殺させたり。
パン・タンの魔術師に捕らえられると(一人逃亡した)マイルーン人魔術師に脅されていたと必死に釈明し、パン・タン魔術師に忠誠を誓ったり。
遺跡の書庫でパン・タンの魔術師が調べ物をしているときに「『お疲れになったでしょう、わたくしめが足を解しましょう』と言いつつ、彼が読んでいる内容について口にするのを聞き逃さない!」と宣言、観察ロールでクリティカルを振って読唇術と盗み見に成功し、宝珠から不死の力を引き出す方法を盗んだり。
無情なるパン・タンの魔術師に、(先に進むために生け贄が必要だったため)途中のデーモンに捧げられそうになって、醜い言説で必死の生き残りを図ったり。
挙げ句の果てに、一人先んじて宝珠の力を引き出すも、当然のごとくトラップ。不老不死のスラム化してしまい、他PCによって殺害されたパン・タン魔術師を「うまい、うまぃ〜」と叫びながら貪り食ったり。
・・・等々相当に好き放題やってました。
ウケは取れたようなので、行動のむごさに関してはご容赦下さい!
伝説のPさん乞食プレイをリスペクトしたつもりでしたが、足元にも及ばなかったことは付記させていただきます。むしろ、自分はまだまだ良識的だと、ほっとしましたけどね!
まあ、そんな感じで、ストームブリンガーのなんたるかを少しは布教できたのではないかと。
「エルリック!」や「第五版」の参考には欠片もなりませんけどね。
・2部
Fさんの面白そうな旧SWが立つも、人数の関係と、1部途中から鼻がぐずつき始めたため帰宅。
体調整えまーす。