断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

R&R55号

 もはや購入動機の9割が深淵テンプレートのコレクションとなった雑誌、R&Rの55号を買ってきました。
 あ、一応、魔法イメージ探訪記、クトゥルフりゅうたまサタスペあたりにも目は通しておりますよ。ボードゲームの誌面もチェックしておりまする。リプレイは、よっぽど好きなシステムか新作とか以外は読む気無し。
 それにしても多様な新作RPGの発売が予定されているのはよいことです。


 さて、今月のテンプレートは「ライエルの老薬師」。
 ライエルの神々は、ケルトのダーナ神族っぽいのを崇めている地味な農耕信仰というイメージでした。旧版のイラストがまた特徴なくて、ケリュケイオン(ヘルメスの杖)の蛇部分を麦の穂に、翼部分を鍬に変えたような杖ぐらいしか印象に残っておりませんでした。
 が、今回のイラストはネイティブ・アメリカーンな匂いのぷんぷんする婆様になっております。
 NPCの印象づけとしては面白いのですが、この前の火神教団が有するペルシアっぽい風俗といい、最近の深淵世界における文化の混在ぶりには著しいものがありますね。妖精騎士が長らく支配してきたという設定から、同じ地域は比較的均一な文化というイメージを抱いておりましたが、考えてみればインド亜大陸ぐらいの広さがあるんだから、もっと多種多様で妙なものが混じっていても問題は無さそうな気もします。
 南方は、ゲド戦記な世界かと思っていたけれど、実は東南アジア風だったり、アラブ風だったりするのかもしれませんね。一回、好き勝手な設定でシナリオ打ってみようかな。