断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

ねじれた計画

 最近は、ヴァンパイアが普及しない、とかいう冗談交じりの愚痴をこぼして迷惑をかけております。
 特殊な世界観に重きを置いたゲームですし、なにより先日の合宿のための準備した資料をプレイヤーに配りながら「こりゃ普及するわけ無いよね」と本人が思っていたぐらいですから、半ば諦めているのが実際のところです。政治的駆け引きにPCが巻き込まれる展開が多いのも、馴染みにくさに拍車をかけているかもしれません。
 『深淵』とは違う方向で、難しいシステムと言えるでしょう。


 二週間ほど前、「若い人を集めたいのなら、学園ものにして媚びを売りましょうよ。」と冗談を振られたので、「たしかに新ワールド・オブ・ダークネスは、吸血鬼、人狼、魔法使い、人造人間(あとは妖精とか幽霊)が共存する世界だから、切り口を変えれば、いわゆる学園異能ものになるけど・・・」と返したのですが。
 ふと、たしかにいくつかの要素を切り捨てれば、馴染みやすくなるかもしれないとは思いました。ついでに媚び要素も入れてみると、ふむふむ。


 というわけで、V:tR異色のダンジョンシナリオともいえるThe Resurrectionistsをそれに沿った形にしてやってみようかなと計画してます。
 基本的に政治から切り離された一晩の墓地探索ですし、依頼者をベラ(シカゴにおいて「老魔女の環」の反主流派を率いる、外見が17才のヴァンパイア)あたりにして、PCを振り回すと、と・・・。なんだかんだ言っても(たとえそれが制約となっても)世界観は大切にする派なので、中途半端にしか妥協する気はないのですが、一度はやってみますとも。
 ・・・どう考えても迷走しているんですが、それもまたよし。