断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

2011年の米国インディ系RPG事情

State of Indie RPGs and RPGs in general, 2011
 GenConの卓数及び参加者、実際の売れ行きなども分析されており、おもしゅろうございました。
 Dresden Files RPGがインディペンデント系に入るのかは微妙なところですが、ENnie AwardsとOrigins Awardsを制したのはやはり画期的かと。FiascoがDiana Jones Awardsに輝いたのも含め、メインストリームに食い込みつつある現状はエキサイティングです。
 来年は、版権ものが2つ、インディ系のデザイナーが絡む形で登場予定です。
 一つはダーククリスタルRPG。同名の映画のRPG化です。Mouse Guardのデザイナー氏で、同じくBurning Wheelの簡易版を用いるとのこと。
 もう一つはマーベルのヒーローものRPGシリーズ。15ヶ月で16作品がリリース予定というアグレッシブな形態を取るようです。Smallville、つまりドラマのヤング・スーパーマンのRPG化で成功を収めたところからの出版で、現在わかっているだけでもFate RPGのデザイナー氏がゲームのデザインプロセスに関与、Lady Blackbird及びAGONの方が本やキャラクター・シートのデザイン、Technoirの方がアートディレクターを務めるとか。
 インディ系のスタイルがどれだけ主流に融合していけるのか、今後も注目していきたいと思います。