断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

2/12の覚え書き

 恐れていた大雪は来なかったので、いつも通り参加できました。
 今週から強化期間開始。
 GMの自己評価欄付き新感想用紙が導入されましたが、早速自分のネガティブ志向が炸裂してしまう結果に。参加プレイヤーの方々に悪いとは自覚しつつ、自己評価で高い点はつけられまへん。

1部

 自分がGMでFU
 迷走の末、シンプル&フレキシブルな汎用システムを試して見ることにしました。
 背景世界としてキャッスル・ファルケンシュタインを利用。
 キャラクター作成、アクションシーンのつなぎなどの処理が、かなり相性のいい組み合わせだったと思います。


 セッティングは普仏戦争前夜。国境沿いの緊張が高まる中、国境沿いの要塞都市メスとの交信が途絶える、というあたりからスタート。そこではチャールズ・ドジソン発案の新型プログラムを組み込んだバベッジの計算エンジンを中心とした防衛体制を構築していたのだが・・・という、かなりアホなネタ。
 雰囲気の読み違いが発生したため、現地到着から要塞突入まで一日近くかかったり、色々整合性がおかしかったり、準備したネタの3割ほどが闇に葬られたり、とナレーター的には計算違いが多め。プレイヤーにはそれなりに笑ってもらえたし、大失敗ではなかったのですが、個人的に惜しいポイントがやたら目に付き終了後にへこみ気味でした。自分の配慮不足を嘆いております。


 ちょっと言い訳タイム。
 諸事情によりシナリオ作成が前日からとなったのもあり、自分の中にイメージの根がほとんど張っていない状況でありました。キャッスル・ファルケンシュタインのルールブックにある職業項から時代背景に合ったPCを作ってもらおうという計算が、プレイヤーがみんなして王道を外したキャラクターを志向されたため空振りしたりで、PCをうまく軌道に乗せられなくてぐだったのもよろしくない。


 FUはアクションの状態管理ルールが良くできている感じ。
 私的な感想で恐縮ですが、キャッスル・ファルケンシュタインの元ルールはあまり好きじゃなかったのもあり、ネタをいくつかお蔵入りにしてきました。今後はFUを使って愛するキャッスル・ファルケンシュタインの世界観で遊んで行ければと考えております。

2部

 GさんGMによる深淵。
 完全構造型シナリオ。
 赤き沼と呼ばれる僻地への異教討伐に向かうラルハースの水の騎士と同行するギュラニン党の暗殺者、森の結界で30年を過ごし帰還した故郷が赤き沼と化した魔道師、赤き沼で生活するタンローズを崇拝する一族の少年。この四人が邂逅し、運命が動き出す・・・という話になる予定、だった模様です。
 GM曰く、最初の1時間半はほとんどムービーシーンなので、とのこと。
 なら少々ゆらしてみるかと、PC1である騎士を初っ端から弄りまくる僕の暗殺者。赤き沼の現地に到着する頃には、騎士様はすっかりへたれてしまわれました。なんてこったい!
 それ以前に遊びすぎて、メイン舞台に到着するまで時間を食いすぎ、「赤き沼は遠かった・・・」「まだつかないんすかー」と散々ツッコミをいただきました。ごめんよぅ。


 ここまでの書き方でバレバレですが、失敗レポであります。
 PCたちが巡り会う頃には、騎士さまの心は完全に折れ砕け、結果軸を失ったPCたちが共に行動することは結局なかったのです。この時点で既に4時間を越えるセッションとなっており、収拾を諦めたGMにより強制打ち切り。かなしや、Gさんの準備の8割は日の目の見ることがないまま、プレイヤーは「タイトルの『赤き乙女』とはいったいなんだったのか?」との思いを胸に、帰路につくこととなったのであります。


 責任比率にかかわらず発端を作ったのは僕なので、ひたすら反省するばかりです。
 本当に久しぶりのGさんGMで舞い上がって、昔のノリで自制できませんでした・・・。
 赤き沼という異世界描写やイメージは素晴らしかっただけに残念でなりません。

3部

 かなりだべったよ。
 明け方は薄く積もった雪がアイスバーン化しており、おっかなびっくりで帰りました。