1/29の覚え書き
体調が今ひとつだったので1部帰宅の予定が、ずるずる翌朝6時近くまで遊んでしまいました。
調子が下り坂の日は自制しないと・・・くしゅん。
1部
2回生UさんのGMによる旧版ソードワールド。
神格化した建国の英雄を祖とする王家と、それにまつわる独自の信仰を持つファンタジー世界の国が舞台。PCは、第一王子、騎士団長、宮廷魔術師、腕利きの密偵など、国の中心人物たち。周辺二国の圧迫、風雲急を告げる南部の部族情勢などの中、国をどのように舵取りして明日へと導くのか。彼らに突きつけられる苦悶の選択とは! みたいなテーマが中心になる・・・はずでした。
以下ネタバレ。
PCたちの奉じる神は、二つ名が「傀儡の」とされる、胡散臭い代物。GMから詳細情報も提供されなかったため、ファンタジー世界的な善なる神のステレオタイプとの解釈で、PCたちは進めました。
が、出会う事実のピースを当てはめていくと、できあがる絵はどっからどう見ても復活寸前の邪神。生け贄大歓迎のゾンビ使い神という姿でありました。神殿の地下では血の祭壇に日々犠牲が捧げられ、血を浴びた古の邪術師の体は間もなく蘇らんとする状態だったのです。
さて、困ったのはPCたち。
前振りから予測された事態ではあったものの、神殿上層部や他の権力者から寄せられる情報が、あまりに露骨過ぎる邪神信仰であったため、「英雄を崇める教えを軸にする国で育ったPCたちであることを考えると、ここまで取ってきた行動や判断にあまりに多くの矛盾が発生する」ことに気がついたのです。また、「国の中枢に位置するこのPCたちが今日に至るまで微塵も気がつかなかったのはどうにも筋が通らない」ことも悩みの種。
そこで、第一王子のプレイヤーであるFさんが立ち上がり、おもむろにホワイトボードに書き出したのがこちら。
それが白熱教室のゴングでした。
プレイヤー3人がおもしろがって矛盾を引き起こさないフィクションを構築していきます。残りの1プレイヤーとGMが口出ししづらい勢いを保ったまま、1時間ほど設定の再整理が行われまして、得心のいく形に仕上げるまでセッションは中断。
最終的にはグノーシス的な解釈を行えば、日常生活に溶け込んだ信仰の形態のみならず国の立ち位置や周辺国との関わりも含めて丸く収まるとの結論が導き出されまして。これを現状に挿入すると、目の前の問題には葛藤の余地がなくなるというおまけ付き。
時間の都合もあり、決断し行動に移る様をエピローグとして、セッション終了。
めでたしめでたし。
・・・な、わけありませんよね。
僕も設定構築の話し合いに嬉々として参加していた共犯者ですが、ノリに付いてこられないプレイヤーや、GMの想定を土足で踏みにじった上にゴミをまき散らすがごとく悪行であったと自覚しております。本当にごめんなさい。
参加者のバランス上、僕は調停すべき立場だったにも関わらず、快楽に流されて役割を放棄してしまいました。
2部
OBであるHさんGMの三国志演技。
劉備陣営に加わらなかった龐統は、放浪のすえにある策を心中に秘めるに至る。その名は「天下四分の計」!
彼が担ぎ上げたのは馬超とその一族。彼らは足がかりとして、まずは南蛮へと攻め入るのであった・・・。
という感じの、歴史イフもののシナリオでした。
驚嘆すべきは、PCに龐統と馬超が入っていることでしょう。
セッションでは、南蛮出身の密偵である大Kさんが力業を発揮したこともあり、龐統先生の策謀が綺麗に決まること決まること。結局危なげなく制圧して、次は東夷へと向かう展開で無事終了。
短いながらも、強いPCが大暴れできる楽しさに満ちておりました。
数年前の新歓用に作られたシナリオだそうで、目が行き届いた内容に、さすがと感心することしきりでありました。
僕は、大Kさんと対立しそうな立場に追い込まれて、別な意味で大変でしたが!