断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

7/17の覚え書き

 木曜に肩こりを解す運動をしていたら、左の僧帽筋を痛める本末転倒ぶり。
 それが原因で疲労蓄積が著しく、1部で帰ろうかと思っていたのですが、結局徹夜してしまいました。もはや業ですな。

1部

 自分がGMでHeroQuest2。
 この歳になって、グローランサ設定でのGM初挑戦となりました。
 HQ2のサマリーはpiroki師匠作成のものを製本して使用。また、背景設定が世界観と乖離しすぎてないかIさんとpirokiさんにチェックいただきました。感謝いたします。


 サーターの外れにあるオルェン氏族の砦柵が舞台。
 この地域では、狩人オデイラが獣となったアルドリアの娘を追い、三つの試練の末に正気に戻した古事があり、それが夏と秋の始まりとされています。
 それゆえ、夏至の夜にそれをなぞった儀式を行い、陽光差し込むまでに獣を仕留めなければ豊潤なる夏と秋に恵まれることはない。そのような地域となっているのです。
 この晩春も氏族の若者数人(PCたち)が集められ、神話にのっとって灰を全身に塗りつけ、檻より獣が解き放たれるのを待っています。
 そこに儀式を自分たちの扱いやすいものへになるよう手を加えて地域掌握を推し進めようとするルナー帝国、そして獣に関わる別なる神話をもつ滅び行くダーク・トロウルの部族が関与することで、事態は一筋縄ではいかなくなるのです。
 そんな夏隣の夜の物語を考えました。


 プレイヤーは3人で、いずれも現役。グローランサ知識は少なめ。
 氏族長の息子、罠使いに長けた狩人、虚言使いのトリックスター、そんな面々となりました。
 結末としては、神話はある意味元の形を取り戻し、ルナーの野心多き指揮官は部下からの信頼を失い放逐(社交関連に瀕死ダメージをうけた)されて植民とは融和が図られ、トロウルたちは呪いの言葉を吐きつつ駆逐されてしまいました。
 時間制限もあったけど、GMのミスが多すぎるセッションで、今ひとつ盛り上がらなかったなと反省することしきり。


 反省点として・・・

  • 背景設定に注力した分、それに振り回された
  • ストーリーの固まる傾向が強く、プレイヤーに窮屈な思いをさせた
  • シーン毎の判定に拘りすぎて、テンポが悪くなった

 あたりをあげます。
 今回、普段のやり方を意識的にいじった部分が多すぎた気もいたします。
#狩りパートが全面に出て、NPCと没交渉気味だったり
 あと、形から入ろうとして硬直化するのは自分の悪癖だなと改めて認識。
 とはいえグローランサ世界は魅力的なので、血肉として使いこなせるよう、もう少し広げていきたいなとも思っています。


 細かいところはプレイヤー任せだったので、いろいろ無茶苦茶なシーンが作られました。
 強欲な石の翁から、ドワーフ火薬を交換して取得し、丘ごとルナー軍を爆砕とか。
 腹を割かれた獣の皮を、面白半分で被ったユールマル入信者PCが、そのまま閉じこめられてしまい巨大な狼として残りの人生を送る羽目になったり。
#「ロキがフェンリルになった」とプレイヤーが笑ってました
 世界観破壊もええとこですね。


 HQ2のルールは取り回ししやすいので、サークルで使ってくれる人が増えればいいなと考え、製本したサマリー5部は部室に置いてきました。

2部

 OBであるAさんGMのメガトラベラーに参加。
 自由貿易商人であるPCたちは、保険局からの内密依頼で、辺境の中世レベルな星に派遣されます。そこにひしめくファンタジーRPG的なモンスターを、レーザーキャノンで退治するのが基本コンセプトのシナリオでありました。
#単なるギャグではなく、きちんとひねってありましたよ


 ただまあ・・・最初に配置を決めた結果、僕のPCが外交官出身となりまして。
 役割上、交渉はほとんどうちが担当することとなりました。
 で、結果。
 セッション中の会話9割ぐらいを、GMと僕のPCが占めるという酷い有様に。
 膝に漬け物石でも置いて正座すべきレベルの犯罪でありました。
 参加者の方々には申し訳ない限り。


 PCたちがローリスク・ハイリターンに拘りすぎて、GMの想定ルートをたたき壊しにかかったため、ベテランGMがNPCを通して必死に抗弁するなど、珍しいものを見せていただきました。
 船長PCが鬼の裁可をひと言で済ませるため、とりつくしまがなく大変そうでしたよ!

3部

 定番ゲー、あとはよれよれのままモダン・アートなど。