断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

10/10〜10/12の覚え書き

 てなわけで、サークルの合宿に行ってきました。
 直前に体調を崩しましたが、なんとか参加し乗り切れました。
 こんな時間に書いているのは、帰宅後ぶっ倒れて、日付が変わる頃までぐっすり寝込んでいたからです。ホント、体力落ちたなあ。


・一日目 マルチ・テーブル・セッション
 ソードワールド2.0を用いた、4卓合同セッション。
 お姫様の呪いを解くために、剣のかけらを集める話。パーティごと別々に収集を行い、最も多くを集めたところのリーダーがお姫様を娶れる、という競争形式でした。3部構成で、4人GMがいるのですが、パートごとに場所(GM)を変えて探索に行くという手法がとられました。
 といっても、1部は、夕食用のカレーを作るAさんとプレイヤー交代だったため、お休みしてました。1時間ほど仮眠をとれたので、今ひとつの体調を整えるよいきっかけになったかと。2部も半ばまではカレー作成のお手伝い。
 2部の途中から参加したところ、もう少しで蛮族と組んでルーン・フォークを滅ぼしそうになった、ダーク・パーティに割り振られていたと判明(笑)
 姫の旦那候補であるPC1の設定が不明なうちから、自分のPC設定を作ることになったため、「グラスランナーには珍しい歴史家の家に生まれ、幼い頃から蔵書の物語を読みあさり夢見がちに育った。人間の街に出たとき、助けてくれたのがPC1であり、彼の出で立ちを物語の主人公になぞらえ、彼と共に旅をすればお話のような冒険が待っていると考えている。PC1が実利的な発言をしても、全ては姫への恋心の照れ隠しであると判断する」という、どんなのがきても対応できるサポート型のキャラクターを作成。
 が、この旦那候補は、想像を超えていました。
 タビットが大嫌いで、無事姫と結ばれ権力を握った暁には、タビットを虐殺して石鹸を作る言うのです。さらにパーティメンバーのエルフは、泥エルフというトロールとエルフの血を混ぜ合わせて作ったような醜い生物で、忍耐と復讐のドロドロ神を崇め、エルフへの報復を誓いとしている存在でした。どこのグローランサからおいでですか、という方だったわけですが、もちろん権力の座につけばエルフを社会の隅に追いやると宣言しているわけです。
 正直、全力でがんばるつもりだけど、このパーティは勝っちゃダメだなと思いました(笑)
 結果は一本差の同率二位で、負けたけど一安心だったのは内緒。まあ、勝利したところも、43才の女衒まがいの男がPC1あったりで、ろくでもないのは同じだったわけですが。
 PCが共通で倒すべき黒幕(それっぽい雰囲気は匂わせていた)の登場もなく、パーティ同士の競争と割り切ったのがうまく機能しており、合宿恒例のマルチ・テーブル・セッションとしてはまれに見る大成功を収めたと思います。
 主催、協力者、並びにGM各位はお疲れ様でした。楽しかったです。


・二日目1部
 一回生MさんのGMによるSW2.0に参加。
 領主の娘の婚礼にわく街で、祝いの祭りに振る舞われたカレーとパスタを食した住民(通りがかりのPCを含む)が病気を起こして・・・という導入のシナリオでした。合宿でカレーとパスタを作ったため、それに絡んだネタだったわけですが(笑)
 プレイヤーがくせ者揃いであり、途中で登場したNPCをひたすら疑って行動した結果、妙な方向に流れてしまいました。超展開に腹抱えて笑いましたが、本当にひどいプレイヤー共でありました。


・二日目2部
 自分がGMでS7S。
 体力が切れかけており、かつ1部がハイ・テンションだったのもあり、反動で今ひとつ意気が上がらず。
 キャラ作成に予想外の4時間をかけ、0時スタートとなったため、最初の2時間はかろうじてGMとして機能していましたが、残りは若干グダグダ感あり。かなりの失敗だなあ、と後悔することしきりです。PCをあまり追い詰められなかったのと、シナリオ制作途中でとあるNPC(部族の敗北により、10年間にわたる虜囚生活を余儀なくされた、50代半ばのヴァイキング戦士)をやたら気に入ってしまい、そっちに演出が傾いたのも原因です。シナリオを作っていた途中で、『フロム・ヘル』を半分まで読んでしまい、衒学と陰鬱に満ちた雰囲気方向に心が引っ張られたのも一因かもしれません。冒険活劇ものを作っている途中で読むのはよろしくなかったらしく、シナリオのイベント構成に今ひとつメリハリがありませんでした。
 ただ、システムは好評だったので、活用してくれる人が出てきたら嬉しいな。


・その後
 結局、ボードゲームなどをやる余裕は無し。合計睡眠時間は二日で仮眠も含め6時間ぐらい。
 現役の頃は、全日ほぼ徹夜で、その後『マキャベリディプロマシーに運の要素を加えマイルドにしたマルチゲーム)』に引き込まれて狂った行動をとる、などの経験があったたけに、体力の低下を実感します。
 帰って一眠りしてから、『フロム・ヘル』の残り半分を読み、ようやく覚え書きに取りかかった次第です。