断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

5/2の覚え書き

 新歓最終日の非公式例会。
 結局、深淵の渦型とヴァンパイアの再利用とを持参。
 出席をみてどちらにするかを決めました。


・1部
 Oさんのエンゼルギア2ndに参加。
 付属シナリオの「命の価値」を遊びました。
 GMが意識的にシーン制を適用するという、普段とは違うスタイルをとられるものだから、身もだえする感覚がついて回ったのは内緒。具体的には、シーンごとに「何がおきて、どういう事をするシーンか」という説明が冒頭に入るという形式です。G先生以来伝統の、「悪いシーン制」を反面教師的に広める文化の末裔・・・なのかしらん?
 おひねりシステムが最初照れくさかったものの、途中からはKさんの、小芝居をする->片手を差し出し「ハッハッ、よこせよこせ」の仕草、がツボに入って真似しておりました。3部でその話をしたら「風情がないですなあ」と笑われました。ぐすん。
 ともあれ、PC1を演じたKさんの安定度と、GMのNPC演技の自然さ(うまさ)が素晴らしく、面白うございました。しかし、やはり宇宙食でも口にしたような違和感は拭えません。年をとったということなのかなあ。


・2部
 思ったより新人さんが多くおられたので、深淵をやることに。
 有り体に言って、新人さん釣りというやつですね。
 卓紹介で、高テンションのアピールをしたところ新規さんが3人入りました。ちょっとキャッチーにやり過ぎたかもと少し不安になりましたが、手慣れたプレイヤーが二人、素早くサポートに入ってくださいましたので、腹をくくってセッションに臨むことに。


 シナリオは深淵の渦型、といっても基本的な流れは決まっている普通のRPG的な内容でした。ソード・ワールドとかでやれば2時間もかからないショートシナリオであり、意志決定の機会はラストも含め3回程度でほとんど分岐しない代物を、深淵のシステムから提供されるストーリー支援ツールを用いて水増しするというスタイルをとりました。アドリブ能力で綱渡りするやり方、とも言えましょう。
 概要は「死霊の公子スナーダルが死者の兵を用い北原に戦乱を巻き起こす。勇猛なる騎士たちの力を持ってしても彼を打ち倒すことは叶わなかった。何故なら、公子は自らの紅い心臓を『牙の砦』と呼ばれる居城に隠していたからだ。密命を受けたPCたちは、公子の軍勢が誘い出されている間に砦に潜入し、紅く輝く心臓を破壊せんとする。」みたいな話。リプレイ『屍の城』あたりの公式設定をガン無視しております。
 セッションは、プレイヤーの好き勝手を止めず、むしろ煽った結果、PCたちの行動がやたら邪悪な方向へと傾いてしまいました。PC間でも中盤で決定的な対立が発生し、混沌と化しているところを、GMが力業で無理矢理エンディングへと運ぶ流れ。最後の部分に渾身の力を込めたアドリブ力を投入し、「あんなにカオスだったのに、きちんとまとまった感」をプレイヤーに当たるという詐術を決行したわけです。ラストはアドレナリンが分泌されたらしく、舌が回る回る。
 おかげでなんとか誤魔化せたらしく終盤は盛り上がった気がしますが、中盤は冷や汗ものでした。上手くかき回してくれた現役のTさんとOBのOさんにはひたすら感謝であります。感想を聞いている限り、新人さんには楽しんでいただけたようです。正式入会してくれる人がいるといいなあ。
 こんなマスタリングやるから、サークルで深淵のGMが増えないんだよなあ、とわかっちゃいるけど今更どうしようもない。


・3部
 マルチゲーム、ボードゲームをいくつか。
 カエルもやりましたよ、げこげーこ。