断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

ファンタジーの世界観

http://anond.hatelabo.jp/20090406145804
 はてブでいっぱいコメントがついていた↑を見て、ちょっと前の会話が連想されたので簡単に。


 一ヶ月ほど前、キャンペーンをやる予定も無かったため、新歓期にストームブリンガー5thのシナリオを考えていました。「新王国にて、パン・タンの魔術師配下と戦闘中のPCたちの横合いから、突撃銃で武装した少年兵たちが現れ、自分たちはクメール・ルージュであり本隊とはぐれ途方に暮れている、と言う。この剣呑な連中を利用しつつ、PCたちは魔術師を倒せるのか?」みたいな始まりの一発ネタシナリオです。シナリオ的には、異質な価値観をもつ危険な連中と、いかにつきあって使いこなすのか、みたいなところがキモとなります。
 で、このオープニングはプレイヤーに対する「びっくり要素」なわけですが、G先生とかに話をしていてダメだしを食らいました。理由は、今時のプレイヤーなら「銃器?普通に存在しないんですか?」「じゃあ異次元へのゲートがあるんですね」で返されて、驚かないだろうから。うむ、確かに反論の余地もございません。
 私にとってこのシナリオは、深淵では決して使わないネタであり、ストームブリンガーなら世界観を守りつつインパクトのあるシーンが作れるという心づもりでした。しかし、世界観に頓着しないTRPG初心者さんにとっては、どちらのシステムで打たれようが関係ありませんし、特にびっくりする話でもない、だろうと。
 それぞれの世界観にこだわりをもつ自分としては、少し寂しさを感じずにはいられませんが、そういう時代であるのならば合致した対応を考える時期なのかなあとここ最近は考えております。それもあってりゅうたまに手を出してみたんですけどね。