12/20の覚え書き
飲めない人間にとって、この時期はある種の苦行だと思う年末です。
さて、先週は交流セッションということで初顔合わせの方々と遊びました。
久しぶりにキャラクターシートの裏に、設定を長々と書くのは割と珍しい文化なんだなと思い出しました。
いつもにも増して遊んだため、日曜を倒れて過ごしたことは内緒で。
・1部
Mさんのアリアンロッドに参加。
二国間の国境に位置する村の若者がPCだったのですが、開始後5分で村が炎上して地獄絵図が展開。身内は皆殺されて、復讐を誓いつつ逃亡生活を余儀なくされる感じの導入でした。
最初、PC間で報復の思いがさほど強くなさそうだったので、自主的に他PCを焚きつける役回りをやってました。結果的に、PCたちはGMが用意していた仇怨の感情を煽る夢イベントが、不要なぐらいに仇討ちに傾いておりました。あわわ。
そんなわけで怒りにまかせて行動したため、最終的な真相まではたどり着けず。元々卓が足りなかったため立てていただいたセッションであり、1部の時間で収まる内容ではなく、駆け足な感じになりましたが、細部に色々楽しげな趣向が凝らされていました。2部にじっくりやりたいと思わせる内容で、その点だけが心残り。
・2部
Nさんのクトゥルフに参加。
いつも通り、「クトゥルフという名のなにか」なのですがはっちゃけ具合が面白すぎました。
スキャンダルで引退を余儀なくされた元アイドルを主演に据えた映画が撮影されており、そのクライマックスシーンを曰く付きの人里離れた洋館で撮るという話。PCは、マネージャー、フリーカメラマン、AD、プロデューサーという4人組み。
とりあえず前半は、変態さんパーティとでも言うべき強烈なNPCたちによるイベントが乱発。あまりのダメな状況と、下品で狂ったNPCにおなか抱えて笑っているうちに、怪奇現象が発生。そのまま一直線にラストまで流れました。
状況に流されるだけでやれることがほとんど無かったとはいえ、2時間半で終わったし、パニックホラーとして十分に楽しめました。
事情ありのPCに対して、多彩の色が溢れ危険な場所で、眼を保護するためにそのPCかけていたサングラスを、他PCが共謀して「叩き落とし」->「踏みつぶし」コンボを展開するなど、生き残るために非道な存在へと成り果てておりました。
・3部
他の卓がまだ終わりそうもなかったので、2部のGMと入れ替わりに一人を加えて3部。
Oさんの中世ヨーロッパっぽい世界を舞台にしたファンタジーものを遊びました。
システムはなんでも良いとのことなので、とりあえず扱いやすいソードワールド1に。最初はガープスで作ったから、そのデータならありますよ、と言われましたが全力で却下。
10年前に魔女狩り事件が起きた村。そこに隣接する妖精やドルイド的な力の息づく森。そこで起こるキリスト教的な教えと、より古くから人々の間に根付いてきた民間信仰との衝突、みたいな話。
好みの雰囲気だったのもあり、興が乗ってPC設定がウォーハンマーっぽい代物に。
内容の詳細には触れませんが、PC間にもろにキリスト教な信仰が絡んだ対立構造が組み込まれていたため、該当PC担当プレイヤーとGMとの宗教に対するとらえ方に若干齟齬があったように感じました。個人的には(PC4という外野的な立場だったのもあり、茶々を入れたり選択肢を提示したりして)二律背反ものの面白さを満喫していましたが、そういったテーマでシナリオを組む難しさを垣間見たようにも思ったり。
結果的にはPCがばらけることはなく、もっとも犠牲が少ないと考えられるエンディングへと到達。自分が中世ヨーロッパ風の、民間伝承的なファンタジーが本当に大好きなんだなと再認識しました。大いに楽しめました。
・それ以降
交流で来られていた皆さんが始発電車で帰られた後に定番ゲームを一回。
ひどい流れだったんだけど、自分が裏面一歩目でブラックホールに落ちて帰れなかったのが泣きそうでした。
そのあとはSさんが持ってこられた「タリスマン」に5人目として参加。
うーむ、工夫は施されていますが、根本は双六なんで、運悪く負け負け状態だった自分には今一つでした。もっとプレイヤー間で殴り合うべきなのかもしれませんが、そうなるとさらに時間がかかりそうなのが・・・。3時間半ぐらい遊んで、勝てそうもないほど成長したキャラクターが王冠の支配ロールを行うに至り、疲労が限界に達したので帰らせていただきました。
「ルーン・バウンド」をシンプルにした印象でしょうか。もうちょっと軽ければよいのですが、運要素が強すぎる上に長時間とあっては、辛いものがありました。負け負けだったから余計にね!