断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

11/8の覚え書き

 少々忙しい週だったので、更新滞っておりました。
 最近GMをしていて女性NPCを演じるのが苦手なので、練習のために2セッションとも女性PCを遊んでみる試みをやってみました。
 そして、帰ったらまた風邪気味に。くしゅん。


・1部
 1回生Nさんのアリアンロッドに参加。
 PCたちは街を二分する裏社会の組合トップとして、もう一つの組織と抗争を繰り広げる・・・みたいな話じゃ無かった気もしましたが、結果的にはそうなりました。方向性が不確かなままに、詰め込んで色々やろうとしている印象のシナリオでした。そのためプレイヤーが色づけを行うわけですが、若干悪ノリの気があったかもしれません。まだ、GM経験が少ないためハンドリングは大変な感じでした。時間がおしていたため、きちんとした感想戦とかアドバイスが行えていないのが心残りです。言われていたことですが、こなれてくるまではGMへの負担が少ないシステムか、扱いやすい初期レベルのPCを用いたシナリオで経験を積むのがよさそうです。意欲的なのはよいことなのですが、いっぱいいっぱいになっているのをプレイヤーが感じ取ってしまったので。
 PCは全員レベル12。スキルはほぼ決まっており、相当な強さでした。
 私はパラディン/ウォーリアだったので、独断と偏見によりケルトのモリガン的な狂戦士を作成。ドゥアンの女性で2mを超える長身に、戦場での傷が全身に刻まれ、殺した相手の指の骨や歯を黒い長髪の先端にいくつも結びつけている、というビジュアルイメージでした。つるされた骨や歯が時折触れあって、かちかちと音を立てる。口数は少なく、判断は迅速にして苛烈、とかそんな感じ。
 他のPCも比較的暴走気味で、組織の名前は「グッド・シェパード」となりました。オープニングでちょっかいをかけてきた対立組織の構成員を拷問殺害して、口内に宣戦布告を記した紙を詰め込んで、首を敵組織の本拠近くに晒しておりました。次には頭数を減らすべく、敵組織の構成員がよく飲みに行っている酒場に一人派遣してキル・ビル顔負けの大殺戮を行ったり。(ちなみに、自分のPCは作戦の立案には関わってません・・・実行の人だったので)
 あれ? アリアンロッドってこういうRPGだっけ?
 最終的には街をほぼ掌握して、糸を引いていた貴族連中とも和平協定を結ぶ感じで終わりでした。


・2部
 WさんがGMのドラゴンシェルRPG
 このシステムは初見だったのですが、ブルフォレ・ギーアンと同じ惑星の世界だったのは存じませんでした。明らかに誤植と思わしき間違いが散見されることと、設定で用いられる漢字名のいくつかが実際に発音すると語呂が悪かったり、妙な印象を受けてしまうことに引っかかりを感じました。世界観の独自性は好みなだけに、所々の「荒さ」が余計に気になったと申しましょうか。


 RPGを遊んでいると、本当にたまに、奇跡のようなセッションを経験することがあります。
 このセッションがそうでした。プレイヤー3人もゲームマスターもOBばかりだったためかあまり抑制を利かせなかったこと、ゲームマスターの想定とPC設定の配合、偶然の積み重ね、etcetc。すべてが噛み合った結果、壮大な話を編み上げてしまったのです。終わった後は、まるでキャンペーンを終えたような不思議な達成感がありました。実際、セッションは7時間ぐらいかかっているので、ショートキャンペーン並だったかもしれません。
 内容については、実際にあの場にいないと伝わらないことが多すぎるので割愛します。PCの一人であった下層に落とされた少年が、望外の力を得るも、更なる力を求め実際に手にして行くに従い周りの人々が離れ孤独に陥っていく、そんな話になりました。中盤以降は元のシナリオから飛躍した展開だったようです。いや−、面白かった。


・3部
 一応、ディセントをオーバーロードで1回。
 プレイヤー2人だったので、英雄とスキルを共に好きなのを選んでもらい、追加セットのオーバーロードカードは一切用いないようなバランスの取り方をしました。
 もっとボロ負けするかと思っていたけど、案外接戦で面白かったです。しかし、モック+用心深いのコンボは、出来ることが削られすぎてホント厳しいですね。