断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

キャラクター作成の自由度と手がかり

 日曜朝の会話から少し抜粋。


 日曜はDogs in the VineyardをGMしたわけですが、大鬼さんが参加されたこともあり、割と長めの感想戦+αをやっておりました。
 指摘されたことの中に「PC作成の手がかりが少なすぎる」というものがありました。
 DitVは細かな世界設定をプレイヤーに投げているます。同時に、自分で好きな特徴を設定して、ダイスを割り振るキャラクター作成を行います。メインとなる4能力は設定されているものの、それ以外の特徴や他者との繋がりは、ヒーローウォーズのように「技能」「特殊能力」「過去の出来事」「性格的特徴」などを自由に作るわけですね。


 僕としては、キャラクターが作成されることで、世界の基調も形成されるという考えでやっております。
 今回は、その負の部分が指摘の対象でした。
 つまり、プレイヤーがベースとなるイメージを持たなければ、何を作っていいのかわからず、キャラ立てがやりにくくなってしまう。西部劇に関する知識も薄いプレイヤーであればなおのこと。という点です。


 例えば、これがグローランサ世界なら、カルトに所属するだけでなんらかの方向性が打ち出せます。
 その基礎の上に家を建てれば、キャラクターの特徴を自作するのも容易になるでしょう。しかし、DitVにはキャラクターを特徴付ける手がかりが少なすぎるのではないか?
 また、セッティングに全くそぐわないキャラクターを作ってしまった場合、セッションから脱落する恐れはないのか?
 そういった指摘だったのです。
 セッションでは実際、「番犬の権威を笠に着て暴虐を働きたい」というPCがいたのですが、ほとんど絡めずじまいでした。
#部屋の気温に負けて、キャラクター作成に回す時間を切り詰めたことはあるにせよ、
#Gきちんと作り直してもらうべきだったかもしれません。


 自分が、少々の無茶も押し通そうとするタイプのプレイヤーだけに、そういった遊びやすさに対する配慮は欠け気味なのかもしれません。
 んー。やはり、HeroQuestやPDQなどの「能力を自由設定できる」タイプのRPGには、きちんとした世界観の方が相性がよいのでしょうか?
 あるいは、時代劇のように馴染み深い世界の方が。
 いずれにせよDitVの次回セッションまでに、何らかの対応を考えたいと思います。