断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

7/7の覚え書き

 比較的空気の涼しい日。

1部

 OBのNさんによるアリアンロッド・キャンペーン最終回。
 他卓は先週にキャンペーンを終え、半ば飲み会的な打ち上げが催される中、我らが卓のみはてきぱきとセッションを行いました。
 前回、外憂である西方からの侵略を退けたPCたち。今回は、内患たる復活しかけの魔王退治に一直線。
 最後の封印を守るよりは打って出ようと、軍師の力で運命を覗き見たところ、女神アリアンロッドが介入。前回奪い取ったメカ飛行船で本拠地に突入します。
 そして始まる最終戦闘。
 PCが21レベルに到達していたこともあり、超上級ルールも一部投入しての激戦となりました。
 ラスボスの魔王・菅原道真は3重詠唱使いで、飛ばす魔法はバステ&MP削りのおまけ満載という代物。その上、他人のイニシアティブ・プロセスに割り込んで、メイン・プロセスを行うというパワーを2回分持つ難敵でした。
 1回受けるだけで致命傷となりかねない術を、1ラウンドで9回(実際はギルドスキルの再行動も所持していたため12回)を、自分たちのリソース(スキル使用回数)を計算しながら必死にしのぐPCたちというのが、戦闘の山場となりました。
 副官クラスの敵NPCも、攻撃を受ける度に隠密状態になる技を持っていたり、いやらしさ爆裂。
 最終的には、再行動&サブクラスをバードに変更したナイトPCから飛んだ追加行動2回もあって、1ラウンドぎりぎりで7000点を削りきったPCたちの辛勝。2ラウンド目に入ったらまず勝てないので・・・勘弁してください。


 そんなわけで、各PCのエンディングをやってキャンペーンを締め。
 PCの1部を入れ替え、軍師PCが敵方に回った第二部ができそうな流れとなったため、終わった後ひとしきりそのセッティング妄想が盛り上がっておりました。
 全体的に、GMからのネタ沢山だったものの、プレイヤーがそれを消化し、加工する前に次の話が展開するというケースが多かったと思います。それもあって、駆け足気味だったのがもったいない。
 とはいえ、密度の濃さのおかげでひますることもほとんど無く。新人さん歓迎というキャンペーン目的は大いに果たせていたのではないかと考えられます。お忙しい中、お疲れさまでありました。

2部

 自分がGMで深淵(第二版)。
 酒が入っている面子も多かろう、というわけで渦型にいたしました。
 集まったプレイヤーは4人でしたが、1人が睡眠不足から開始直前にダウン。
 海魔の渦に引き寄せられる船中を舞台に、阻止しようと(あるいは促進しようと)するPCたちの奮闘が描かれる運びとなりました。
 PCの1人が「薄幸の少女」だったのですが、引いた運命が「血の渇き」。
 9才、人外の美貌(社交18)、吸血鬼、守護者たる猟犬、魔族の下僕、と設定過積載気味なPC誕生の瞬間でした。
 オープニングで吸血殺人⇒他PCを籠絡⇒魔族を裏切って呪いから逃れようと試みる⇒渦から逃れるためと偽り、他PCの協力を得て船内から贄を収穫するも、二人目で馬脚を現す⇒再度魔族側に身を置くも、最後の生け贄儀式は他PCによって阻止される⇒辛くも逃れ雷鳴の猟犬を召喚⇒ぼろぼろになった2PCによって捕縛⇒行き着いた先の都で魔女裁判⇒火刑⇒魂は魔族のオモチャ化、となかなかに壮絶な生き様を見せていただきました。
 セッションは、生け贄阻止のあたりから戦闘突入。
 各PCが寿命をギリギリまでつぎ込む泥仕合となり、決着が付くまで、延々2時間半ぶっとうしで戦闘処理となりました。
 今回は、オープニング後、しばらく丁寧にやったのもあり、合計5時間の長丁場となりました。さすがに疲れた。
 とはいえ、運命カードによるイメージの喚起は、プレイヤーの食いつきがいいですね。