断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

吸血鬼の街

Vampire City (English)
 吸血鬼が影より支配する街。そこで巻き起こる、ロマンス、悲劇、権力闘争、裏切り、モラルを巡る闘争、などを扱ったGMレスのRPGとのことです。
 見覚えありすぎるセッティングですが、明白に狙ったものでしょう。
 出版元はこれまで、ドイツ語(インディ系?)RPGの英訳を手がけてきたところ。が、これは英語版が先みたいですね。
 ラインナップによく似たタイトルのWestern Cityというのがあるので、ルール部分はこれがベースになっているのかも。


 デザイナーは違いますが、マッチョ蛮人RPG BARBAREN!も同じ出版元の作品。
 バカゲーかと思いきや、意外と作り込んであって、驚かされたものです。
 Vampire Cityはまだ購入しておりませんが、同様によい意味で、期待を裏切ってくれることを望みます。


 そうそう、同社からは遠未来ファンタジーRPG、Equinoxの出版が予定されています。
 かつてFASA社の看板RPGとして一世を風靡した、アースドーンシャドウランと地続きの設定(シャドウランの数千年後、第八世界とのこと)を持つシステムで、数年前に出版が予定されつつも塩漬けになっていた代物。
 別RPGとの繋がり設定が継承されるかは不明ですが、宇宙を舞台にしたSFものに魔法を混ぜ込んだ世界というのは、ありそうでいて案外珍しいので、注目したいところです。