断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

マーベル・ヒロイック・ロールプレイングのプロモ

Marvel Heroic Roleplaying Promo
 昨年の話題作、TVドラマのヤングスーパーマンTRPG化した、Smallville Roleplaying Gameで知られるMargaret Weis Productionsによる来年の新作、Marvel Heroic Roleplayingからキャプテン・アメリカキャラクターシートが公開されています。
 マーベルとの契約の元に展開されるこのプロジェクトは、来年16製品が予定されているかなり大規模なもの。
 インディーズ偏愛のうちで取りあげるのは不似合いな気すらします。が、幾つかの理由からしばらく追いかけていきたいと考えています。
 上記Smallvilleが非常にインディ系RPG、特にストーリーゲームの影響が強く見られるシステムであることが、一番大きな理由です。同社のもう一つのシステムであるLeverage(TVドラマ:レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀のRPG化)のデザインを、Fate RPGのデザイナー氏が担当しているなど、インディ系RPGとの関わりは少なくないものがあります。
 また、Marvel Heroic Roleplayingの制作にも、うちが好んでピックアップするゲームのデザイナーが何人か関わっているのです。Lady Blackbirdの人も、このプロジェクトに忙殺されている(レイアウト関係でお仕事中らしい)ため、新作が出せないでいるとか。
 今回プロモとして公開されたキャラクターシートをご覧頂ければ、一般的なRPGとは大きく異なる能力の分類や、軽量で細かな装備品などが省かれたルール、経験点に直結する各々の行動目標などがうかがい知れます。ここから推測するだけでも「いかにも」な要素が満載ですね。しばらく追っていこうと考えております。
 マーベルなら、日本でも邦訳コミックスが多いし、カプコンの格ゲーもあり、キャラクターのイメージを掴んでもらいやすいのも(実際遊ぶ上で)大きな利点ですね。