2/20の覚え書き
最近GMしてないな〜、と思ったけどまだ2週開いただけなのですね。
来週は日曜の昼にGM予定なので、そろそろ作り込みに入る所存。
・1部
OBのTさんによるDX3。
二週間前と同じ、上海退魔行セッティングでありました。
今回はブルーローズ・ネクサスの設定も混入。うちのPCハンドアウトは銀の暁の魔術師(中身はバロール&ブラックドッグ)だったのですが、衝動が吸血、ランダム決定の関係者でアルカードを引き当てたため、微妙にV:tMのパロディ設定を混ぜて遊んでみました。
強化期間おなじみのプレイヤー目的は「中二病キャラに挑戦」として、苦手な格好付けキャラを演じてみることにしました。大仰にレイシスト(銀の暁設定から)な黒砂を使う暗黒魔術師を、四苦八苦しながら演出したわけですが、見得を切るシーンごとに「それ絶対中二じゃないです」とツッコミをいただきました。
あれ〜、おかしいな〜?
傲岸不遜(東洋人をサル呼ばわりする白人至上主義者)、スタイルに命をかける(大物NPCとの別れ際に侮蔑の言葉をはきかける)、ツンデレ(信条にも関わらず仲間のアジア人PCには「愛犬に注ぐがごとき」愛情を示す)、と基本要素は揃えたつもりだったのですが・・・。あれか、やっぱり必殺技名を叫ばないとそれっぽくないのか?
横に覆面プロレスラー探偵がいたり、1870年設定はもはや忘却の彼方ですが、このはちゃめちゃさ加減が上海退魔行らしく、かつDX3にもマッチしているのではないかと勝手に推測。二人して一回生、二回生のPCのキャラをさんざんに食い荒らす悪行を行ってしまった残像が残っていますが、きっと気のせいではないです。
盗みの予告に対して、プロレスリングを準備して待つPCたちは、頭のネジが外れているとしか思えませんよね。このリアリティ皆無なワールドがらしいっちゃらしいのでしょうけど。
今回は1回生のロールプレイサポートとして、ガンメタルブレイズのカードが実験投入されていましたが、効果のほどは実感できませんでした。シナリオの密度はさほど無かったのに、セッションの時間が長引いたのは、私を含む二人が無駄に暴れたためでしょう。
ちょっと反省。
#当たり前ですが、仲間うちでかつ滑稽さを交えての遊びです
#目くじら立てる方はおられないと思いますが念のため
・2部
久々に来られたsomamitiさんGMによる「クトゥルフの呼び声」。
調査ものシナリオの表皮から、哲学談議でプレイヤーと遊びたいというGMの意図が透けて見える、somamiti先生らしさを堪能できる一作。
オープニングのあるPC回想に登場する、イスの偉大なる種族のはぐれものが、禅問答に近い質問を浴びせ、あまつさえPCのある回答に「それはトポロジーだね」と満足げにほほえむ、などというシーンはなかなか他ではお目にかかれないと思います。
自分に振られたPCは「イスの偉大なる種族(あるいはエイリアン)に取り憑かれたと思いこみ、自主入院している患者」という役どころ。イラク帰りの若い黒人兵士を作成。記憶に関する自分の体験と、映画『告発のとき』やそれに関係する実話のネタを若干入れた設定を作ったところ、興が乗って無駄にがりがり書いてしまいました。
本編では、精神病患者の皆さんとPCたちとの境界線上を行ったり来たりするキャラクターを楽しみました。
最後は他PCの横っ面を張り飛ばすがごとき、シーンのかっさらいができたので大いに満足であります。GM的には罪と罰の行く末を見定めたかったのかもしれませんが、キャラクターの動機に合致した行動を取る千載一遇の機会を見逃すことは到底できませんでした。調査を進めることよりも、自己のなんたるかを明らかにするために、あるNPCの顛末を見届けることが重要なキャラクターになってしまっておりました故。
somamiti先生を信頼しているからこその行動であったとご理解いただきたい!
・・・同席のプレイヤーの皆々様方には申し訳ない限りです。
・3部
1部と2部の所行を暴かれ、シナリオクラッシャーだの、明確な犯罪者だの、酷いいわれようでした。本気の糾弾会なわけはなく、「少しは悪びれろ」とこづかれるお笑い暴露大会だったわけですが。
ともあれ2部は遠慮がなさ過ぎたかもしれないなあ、と少し反省。