断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

11/3の覚え書き

 一応拡大例会の日。
 3卓分のみと人数は控えめ。

1部

 1回生Kさんのソードワールド2.0。
 2回目のGMだそうです。
 主に村の若者たちからなるかけ出し冒険者質が、サンドウィッチ店「チカとテツ」の人気の秘訣である、隠し味の実を購入しに初めて都会へ。その実は植物モンスターが落とすと判明。入荷は不安定であるため、自分たちでその植物が生息する暗き森へと向かう。
 という概要だけでおおむね語り尽くせる、短いお話。
 構成は、2つの旅路の選択、モンスター遭遇と退治、実の出所を探索、暗い森で別の植物モンスターを退治、本命モンスターを退治。
 初心者GMとして無難にまとめていおり、かつハンドリングも順当だったと思う反面、あと数歩GMとしての冒険が欲しかったなと考える所存。
 あと、紹介時にギャグネタ(サンドウィッチ屋「サブウェイ」だから「チカとテツ」とかそのへん)がばれるのを恐れて、依頼内容をぼやかしたりするのは逆効果かなと。
 逆に紹介時点で惜しみなく披露した方が、プレイヤーもどういったノリでのプレイが望まれているのかわかるでしょうし。

2部

 OBのKさんによる真女神転生2TRPG。
 PC全員がソロモン72柱に名を連ねる堕天使転生体となって、核戦争の危機が間近に迫った世紀末の東京を駆け抜ける。そんなストーリー。
 PCは完成済み5体。
 人間としての生にこだわりを持つものから、食らうことにしか興味のない悪魔の本性剥き出しのもの(アバドン王)まで、人間性と社会的立ち位置に隔たりをもうけた作り。
 見えてくるに従い広がる絶望的な前途、そしてPC間の立場と考えの違いが、ドラマを生む構成でした。


 うちは人間性が最も高いPC(刑事で、血の繋がらない子を溺愛)だったのですが、オープニングの事件でファンブル2連発。
 結果的に人間への愛着は更に深まり、できうる限り人類全体を守ろうとする方針となったのですが、情勢が明らかになるにつれ、その道は険しいというより不可能というのが正確だと判明。
 PCたちの重しとして機能する役回りとなりました。
 プレイヤー的には「この邪魔な人間性を投げ捨てたい!チャンスはないものか」と目を走らせることしばし。
 事態を左右しうる3魔王それぞれの主張は、そうとうな気合いが入っており、コミュニケーション部分が非常に面白いセッションでありました。
 とはいえ、休憩込み込みで8時間はさすがに骨身にこたえた・・・。