断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

tremulusのKS版

 Apocalypse Worldハックのラヴクラフト・ホラー、tremulusのKickstarter版(イラストほとんどなしの粗めドラフト)が、出資者に配布開始されました。
 ざっと見た感じ、一般的なTRPGへのシフトがちょくちょく行われていたりしますが、ルール的な骨格はほぼ同じ。
 Lore(知識)という変動する福次能力があり、これを消費することで、儀式魔法を行ったり、プレイブックごとの特殊能力が使えたりします。ドクターだと応急手当、ジャーナリストだと密やかな侵入、探偵だと特定NPCへの行動を有利にするなど、プレイブックの特徴がよく出るようになってます。
 その分プレイブック毎のムーヴは本家に比べると、若干おとなしめかも。


 目玉は、Ebon Eavesという街の環境を作って行くプレイブック。
 7つの質問からプレイヤーに3つ答えてもらうことにより、基本的な街の設定を作る(最初のセッションをそのまま遊べる程度の状況が提示される)というもの。
 「地域の特色」と「街の伝承」の2項目が回答の組み合わせに対応して、それぞれ35種類ずつ設定されており、この二つを繋げれば即座にセッションを始められることでしょう。
 基本設定は1920年代アメリカの地方都市といったイメージですが、アレンジは容易でしょう。これはかなり興味深い。