断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

12/17の覚え書き

 本格的な冬の冷え込みが来訪した夜。
 同人RPG2連発という珍しい日でした。
 忙しめなので簡略版で。

1部

 3回UさんGMによるパイレーツ!
 ファンタジー要素のない17〜18世紀っぽい架空世界の王国を舞台に響く革命の足音。穏健派改革組織のリーダーと、そこに属するそれぞれ立場の異なるPCたちは、国をいかな方向に導くのか・・・。
 と、一見政治陰謀劇っぽいセッティングですが、後半は人情劇の方が強まっていくという作り。
 リーダーであるPC1の父は貴族ながら改革派の社会運動家で、オープニングにて対立貴族にはめられて処刑されることが確定した構成だったのですが、開始直後にGM曰く「実際に腐敗貴族の館を襲撃して財を貧者にわけ、貴族本人を殺しはしないものの簀巻きにして転がすぐらいはやってます。PC1も一緒に」と宣言。総ツッコミのあと「純粋に対立貴族の陰謀かと思っていたけど、そりゃしゃあないよね・・・」と、プレイヤーが少し腰砕けになったのでありました。
 焦点になった、PC1と過激派の実兄との対話、決別、あたりが時間の都合もあり消化不良に終わったのは残念至極。

2部

 1回Iさんによるネクロニカ。
 滅んだ世界でゾンビとして目覚めたPCたちは、“先生”が残したメモを目にする。そこには、勇気と力を示し、自分の元に来るよう書かれていた。彼女たちは、覚醒した屋敷の探索を開始する・・・という導入。
 サンプルキャラから4人を選んでプレイしました。
 “先生”の静かな狂気や、彼女がこれまでに処分してきた出来の悪い生徒が山積みになった地下室などの演出はなかなかいい雰囲気でした。
 ネクロニカは初プレイでしたが、いくらもの悲しいゾンビ少女たちの掛け合いを演じたところで、戦闘時に吹っ飛んでいく四肢や顔、あるいは修理に他ゾンビのパーツを流用する光景からもたらされるギャグ力に押し流される感じ。シュール・ゾンビ・ギャグRPGとしての印象が刻まれました。
 戦闘は考えて作り込まれている印象を持ちましたが、反面、移動や別途のギミックを織り交ぜていかないと、行動力消費制が煩雑な割りに少し単調と感じる気もします。
 ともあれJGCで購入したルールブックが活用されてよかった!