断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

9/3の覚え書き

 台風通過のまっただ中出かけました。案の定1卓強分の人数しか集まらず。
 翌朝、雨風が収まるまで帰れなかったのですが、おかげで(?)4セッションを遊ぶことができました。

1部

 3回KさんによるParanoia Troubleshooters。
 レーザーガンなしで、インフラレッド市民300名の労働を監視していたPCたちに、その場にいる裏切り者302人を処刑する命令が下るところからスタート。
 自分たちのクローンも含め、無理矢理任務を遂行したPCたちであったが、集合場所は14分前(任務開始時)に10km先の駅を出発した車両内のブリーフィングルームだったのです。現在もマッハ1の速度にて移動中。さてどうする? というシチュエーション。
 アイデアはなかなか面白かったのではないでしょうか。以前、ワンパターン化を指摘していた身としては、対応していただいているだけでも好感度アップです。
 ただし、秘密結社の任務がPCによっては棚ぼたで終わる簡単な内容だったり、GMからの押しが強すぎて(例えば中盤でいきなりPCの半数に特段の理由無く反逆罪を宣告して、残りのPCに殺すよう命令したり)PC同士はさほど殺し合わなかったり、首を傾げる構成もいくつかあり。GMの時間制限がきつかったためか、端折り気味なところもあり。


 ギャグテイスト強め。なお、うちのPCは開始直後に武器持ち込みしようとして露見して処刑された後は、終盤の全PCが死亡するまで執念深く生き延びました。

2部

 OBのH将軍による大活劇。
 寒風吹きすさぶ、風邪が大流行中の冬の江戸。名高い風邪薬の裏に潜む強欲に挑むPCたち。という展開。
 6PC構成で、密偵2名だったのですが、重要なタイミングで恐ろしいほどの露見率。
 悪党どもを始末する、いわばテーマ音楽が流れるような見せ場シーンでも、この不運は収まる様子を見せません。
 結果、用心棒2名、悪党3名、護衛の武士4名、チンピラ5名、ならびに屋敷の使用人全員を惨殺する一大始末に行き着きます。同心PCのプレイヤーが「なんという畜生働き」と口走っていたけど、言い得て妙でした。
 うちは火消しの用心棒で、途中でついつい悪い遊びにプレイヤーが引っ張られ、もうすこしで所属する火消し組みを取りつぶされかねない事件を引き起こすところでした。あぶないね。

3部

 OBのWさんによるモノトーン・ミュージアム。
 サンプルシナリオを、PC1枠増やしてお試しプレイ。
 世界の独自性は評価されてしかるべきだとおもうけど、御標がNPCに対して不条理なほどの強制力を持つにも関わらず、えらくパーソナルなもので、かつ乱発されていることに違和感。
 軽々しく、ご都合主義的にGMが使用できる不条理な力としての印象が、強まってしまうんですよね。
 個人的には、もったいない感が強かったです。

4部

 自分がレフリーでHollowpoint。
 スパイものを指向した、ミッション達成型のシンプルなシステムです。
 ダイス処理のコンフリクトが柱となった進行。それに勝利するためには、PCたちはチームワークを使いこなし、個々人のストーリーを明らかにすることでダイスを追加する必要があります。
 プレイヤーのナラティブ権も強く、語らせるための素地としてカツカツのミッションが用いられる方式。


 今回PC4名で4コンフリクトに挑んだのですが、チームワーク・プールがだだあまり。
 たいして追い込まれないため、今ひとつ盛り上がりに欠ける結果となりました。ルール通りの処理では、レフリーのダイスが4個は足りない雰囲気。
 内容は現代ヴァンパイア・ハンターもの。
 ニューヨークに隠れ潜む宿敵のヴァンパイアが見せた尻尾に追いすがり、最後は洋上の豪華客船で対決する展開でした。
 3セッションをこなした後、かつ開始が朝5時ぐらいという環境により、強引な調査でニューヨーク近辺は血の海に。十分に予想された自体でしたが、想定以上に容赦なしでした。無関係の人間が多数巻き込まれすぎ。