断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

6/25の覚え書き

 6月は流れ去るのが速すぎ、その割りに熱気と湿気で昼間が過ぎ去るのはじりじりと遅い、そんな月でした。

1部

 2回生Kさんのパラサイトブラッド・キャンペーン、第5回。
 前回、マイト・ヴィシャスを問わぬ悪魔憑き狩りに従事する地元の組織と遭遇。協力を持ちかけるも、力試しを挑まれて・・・という展開で、ひっぺがえした共生武装やら共通経験値やらがざっくざく。
 PCの過半数は次回の最終回開始時にLv7になれちゃう雰囲気であります。


 今回は、新規に支局を開設したセラフィムとDUSTとの確執(むしろトップ同士の不仲か?)から始まり、ナパーム弾投下事件の真相がネット漏洩した件の追跡、動物たちの怪しげな動きを追う、そんな展開。
 PCのうち一人がかなり本気でセラフィムに移籍、もう一人が出向という形をとって接近し、情報漏洩事件に同行してもらうなどして先方とお近づきに。
 動物の件は、フクロウPCが動物集会に潜入。人間との敵対を煽る鼠を挑発し、裏方のドミニオンをあぶり出します。最後は廃工場で全員を打ち倒して終了。
 (全6回なので)最終回前にしては、少し平坦な印象もありますが、最後の相手もほぼ見えてきているので、戦闘中心で楽しんでいけたらなと思います。

2部

 OBのHさんによるマルス2nd。
 100年シナリオと銘打ち、4〜5パートに分けて100年の王国歴史を作るという触れ込みでした。
 邪神の使徒によって滅ぼされたかつての王国あとから、その使徒どもを追い払った英雄たちが初代PC。第1パートはそれから30年後というセッティング。


 再利用の可能性もあるので詳細は伏せます。
 序盤の迷シーンとしては、第1パートの中盤。
 PCたちが実は邪神の力を利用して旧王国を滅ぼしたという噂が市井に広まる中、登城しなくなった旧王国時代からの老将軍。国王PCと将軍PCが面会に行き問うと「噂を広めているのが旧王国の王子を名乗る人物であり、彼は自らの元を尋ね来た。風貌、威厳ともに旧王家ゆかりの人物と自分は確信したゆえに、引き裂かれる想いで登城もかなわぬ」のだとの答え。
 噂が事実無根であることは老将軍も知っていることを再確認した上で、彼を説き伏せる国王PC。老将軍は心動かされ一味のアジトを告げた後、「せめて、王子には寛大なご処置を」を懇願します。
 それに対する国王PCの回答はひと言。


「心に留めておこう」


 他プレイヤーが総ツッコミを入れ、必死にフォローすることで、台詞は「もちろん、約束しよう」に差し替えされましたが、意図的と思えるほどの空気読めないクソ王ぶりにみんな爆笑。
 セッション後にGM笑顔で曰く「あそこは叩き切ってやろうかと思った」とのこと。
 何気ない言葉のナイフには気をつけませう。


 ルールの特性上、運要素の強い長めの戦闘がメインとならざる得なかったわけですが、戦闘へと繋ぐシーンも演出のうまさが光って、大いに楽しめました。
 8時間セッションということもあって、終盤はプレイヤーたちの思考力が顕著に陰っておりましたが、そういった懐かし要素も含めて満足感高し。
 なお、初代国王PCがランダム引き良くなかなか死なず、治世70年の伝説を作り上げちゃいましたよ。