断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

4/2の覚え書き

 年度が変わって新歓開始の週。
 宣伝の前段階なので新人さんの姿は皆無でした。
 体調下降気味につき、短縮盤でお送りいたします。

1部

 2回生KさんGMによるダブルクロス3rd。
 記憶をなくした少女が過去を求めるが、それは・・・的な前振り。
 PC4のFHに走った研究者の元弟子をプレイしました。
 GMが「このシナリオを遊ぶのは3回目なんですが、前の2回は全く同じルートでしたね〜」と残念そうに口にされたので、スパイスとなるべく、あの師にしてこの弟子あり路線。論理は正しいが、感情的に拒絶されるスタイルの言説を弄して、他PCを刺激する方向を目指しました。
 GMの仕事を一部奪う形で、GMの想定を外してPCの行動で繋げる整骨院的お仕事に従事いたしました。
 さすがに、別ルートになったそうです。

2部

 4回生KさんGMによる、クトゥルフ・ホラーショー。
 南米の神話研究で知られる教授と研究室ご一行様が、フィールドワークのためブラジルに向かうが、飛行機が墜落。謎めいた孤島でサバイバルをする羽目に陥る。そんな内容でした。
 プレイヤーがノリノリで飛行機内パニックを遊ぶものだから、墜落まで30分程度を要する展開に。
 孤島には過去に人間が暮らした形跡や、超古代の遺跡っぽい彫り物があるわけですが、気がついたら蛇人間とレーザーガンで戦っていました。普通にクトゥルフ・モンスターと戦う謎ゲーでありました。逃げられないんだから仕方ない。
 チェーンソーを持って微笑む教授が個人的一押しシーン。
 死亡フラグルールはほとんど使わなかったけど、1d10の専用狂気表2種はおもしゅろうございました。

3部

 自分がGMでOld School Hack
 RPG黎明期の香り漂う軽量ルールに、ロールプレイ支援システム、抽象的ながら楽しい戦術戦闘、D&D4e的なパワーギミックなどが入り交じったフリーのRPGです。
 新歓期にもってこいだと目星をつけていたのですが、サマリー作成が遅れてしまい、新人さん来訪前のぎりぎりでようやくテスト投入とあいなったわけです。


 Wrath of Ashardalonを遊んでいたグループが刺激されて「そうだ、アーカムホラーをやろう」病を発症した隣で、気力なくたゆたっている二人を捕獲して、参加を承諾していただきました。感謝です。
 シナリオネタ本Eureka:501からアイデアを拝借した、相打ちになったドラゴンとオークの一族から漁夫の利を得ようとする話をプレイ。ただし、主に戦闘バランスを見ていく運用でした。
 初期作成時から2タレント、経験チェックは8個まで埋まった状態(中盤〜終盤で1回レベルアップを狙えるライン)でスタートしてもらう変則運用をとりました。


 PC作成のほどよい放任志向と、クラス制によるキャラクターの方向付けとの融合は、初心者にも入り込みやすい適度なバランス。
 抽象マップを用いた戦闘は、うちみたいな軽めのボードゲーム好きには、十二分に楽しめる戦術性がありました。ヘビーなゲーマーからすると食い足りないのかもしれませんが、今回テストに付き合ってくれたお二方もご堪能頂けた模様。
 DM目線でもデータ的な制約なしに、頭に浮かんだ面白い遭遇を形にできるのが評価高し。
 驚嘆ポイントがあるため、きつめに組んで問題ないし、もし緩くてもその場での手直し強化がルール的にサポートされているので気楽です。
 遭遇戦を2回行いましたが、二回目のオーク族長との死闘(戦場は、ごつごつした岩場2つ、吊り橋、崖ぎわの細道、の4つ)は、PCのHPが共に1まで低下するスリリングな展開となりました。強化の投入は1度のみ。
 戦闘を中心に押し出した遊び方をすることがほとんど無いから、凝った戦術戦闘の伴うルールは敬遠しがちな自分ですが、これは例外といってもいい当たりです。
 遊んだ後、次回に試して見た様々な戦闘シチュエーションが思い浮かぶ、そんなシステムでした。すばらしい。

その後

 気がついたら6時間だべってたーよ。