断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

2/26の覚え書き

 体調不良と準備不足につき2部から参加。
 にもかかわらず翌昼近くまでだべってしまうのは業の深さゆえ。

2部

 自分がMCでApocalypse World。
 何度か用いてきた火星のポスト・アポカリプス世界で遊びました。
 入植初期に地球からの連絡が途絶しておよそ50年。内乱などですっかり荒廃し、テラフォーミングの逆行により砂漠化・寒冷化が進みつつある、というなかなか絶望的なセッティング。
 今回は、文明を維持しつつも外部との交流を一切遮断したコロニーと、その周辺に群がりコロニーからの廃棄物で命を繋ぐ人々、汚水垂れ流しで汚染され尽くした周辺の沼地、迫り来る「最後の冬」、といった周辺状況をプレイ。


 プロットを作らないのが原則のApocalypse Worldですが、今回は背景設定と強く絡むネタを背骨として組み立てたててしまい、下手するとPCへの強制力が発生しそうな事態に。とりあえず、ハンドアウト(MCからのラブレター)に紛れ込ませることで、プレイヤーが食いつくか反応を見たのですが・・・楽しそうに明後日の方向を向いていたので、そっち方向のネタを破棄する覚悟でセッション開始。
 予想通り、そのネタへのアプローチは無し。
 結果、(プレイヤー行動から生じた)ストーリーの色彩はちぐはぐ、謎は謎のまま幕を閉じるという、悪いTRPGセッションのお手本のような顛末となった次第です。


 が、つまんなかったかというとさにあらず。
 プレイヤーに奮闘していただいたおかげで、シーンごとのテンションがとにかく高い。MCの悪戯心も火に油を注ぐかのごとく作用し、良くも悪くも記憶に残るセッションとなりました。僕が一瞬とはいえ我を忘れて罵り言葉を口にしてしまうぐらいの狂いっぷり、と書けば身内には伝わるかしらん?
 反省点は山のようにあるのに、奇妙な満足感にも満たされる。こんなセッションに参加していただいたプレイヤー諸氏には感謝あるのみです。