断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

8/21の覚え書き・・・ではありません

 今週は非公式のさらに予定なし日であり、セッションはなし。
 昼からは、10人でDVD鑑賞会が行われました。
 視聴したのは『第九地区』と『食神』の二作。両方ともに観た経験なし。


 『第9地区』は予告編を目にした印象だけで、(舞台が南アフリカのヨハネスブルグなこともあり)アパルトヘイトのカリカチュアとしか思えない異星人隔離政策を背景にした、SFギミックを多用したアクションと思い込んでいました。
 が、大間違い。やりすぎなぐらいのコメディです。
 テンポよく繰り出されるギャグの数々に、みんな大笑い。
 多人数でツッコミを入れながら観る映画としては、かなりの当たりかと思われます。
 行き当たりばったりの主人公、キャットフード、地域的な小ネタなどなど、笑いの要素が満載でした。ああ、楽しかった。


 『食神』は、少林サッカー監督による昔の作品、とのふれこみの香港コメディ映画。
 こっちは、高慢な主人公がはめられて社会的信用を失墜させるも、屋台やってる連中と底辺から立ち上がり、人間的にも成長する・・・というのパターンの内容でした。
 が、演出の意味不明さと、いっちゃなんですが稚拙さがあいまっていろいろ台無しに。
 特に前半の主人公の不愉快さが、観客が笑える許容域を振り切っていると思います。登場人物の行う嫌がらせが子供もっぽすぎて、排泄物を目の前に突きつけられて「さあ笑え」と言われている印象。
 後半はそれなりに笑えるシーンもあるのですが、第9地区で大いに盛り上がっていた観客たちへの反応はよろしいはずもなく。
 90分がやたら長く感じてしまいましたよ。


 その後、ネパール料理。


 夕食後、みんなはカラオケに行ったのですが、somamitiさんが来られる予定と聞いていたので、僕は部室待機。
 somamotiさんと雑談、のちに愚痴ぐち。
 あんまり僕がApWのことを話するものだから、そのうちに、ソロで簡単にやってみようかと提案をいただきまして。3時過ぎだったし、やめときゃいいのに、思わずのってしまいました。
 結論は・・・うちのサークルの方法論にかなり近いRPGで、目新しさよりも、「普通のRPG」じゃないかという話に。
 同感なので、私個人はとまどいが未だにあるシステムなんですよね。
 去年の9月、アメリカのインディ系RPG、ストーリー・ゲームに手を出して、いろいろ巡った挙げ句、一周して原点に最も近い場所に帰ってしまった感覚といえばいいのか。すぐれたシステムなのは間違いないのですが、ここを一つのゴールとするには、どこか釈然としないものがあるのです。


 ともあれ、結局somamitiさんを徹夜させてしまい、後悔することしきり。
 堂々巡りの愚痴話を聞かせてしまったこともあわせ、ただただ謝罪するばかりです。