断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

7/31の覚え書き

 ようやく8月ですが、7月があまりに暑かったため、今年二度目の夏が始まる気分です。
 気がついたら4週連続ぐらいでGMしてますね。いい傾向。

1部

 大鬼さんGMによるクトゥルフの呼び声
 「矢泥村奇譚」という、うちが現役だったころから何度か打たれているシナリオの再利用でした。
 深夜ダベリなどで、コア部分の内容を聞いた記憶があり、避けるべきかとも思ったのですが、若いプレイヤーのサポート要員として参加することに。
 二回生二人、OB二人という組み合わせ。


 ホラーというより伝奇アクションに近い内容で、基本設定は『七夕の国』に似ていました。
 核戦争の脅威が声高に叫ばれる1980年代。
 閉鎖的な村から東京に出てきている、大学生を中心にした同郷の四人がPC。
 村に関わる秘密が、ある日、彼らの平穏な生活を破壊してしまう。そんな始まりでした。


 また、再度の登場もあり得るので、詳しい内容は割愛します。
 僕はPC3の研修医を担当し、序盤PC4である村人を監視する立場の探偵ををハブって遊んでしまいました。ちょっとやりすぎたかもしれず。
 最後、80%判定にプレイヤーが2連続で失敗し、世界規模の甚大な被害が出る結末に。ダイス目はしゃあないし、別な意味で面白かったのですが、PC1の決断が大コケしてしまったのは可哀想だったかも。
 全くの偶然ながら、後半のネタがウォッチメンすぎて、ちょっとエキサイティングでした。うちのPCは黒幕に共感はすれど、PC1の意思を尊重する立ち位置に落ち着きましたよ。


 あと、相当久々に大鬼さんのGMをみて、改めて自分がGM時の演出方法が、影響を受けていたなと認識。
 ボリュームたっぷりで、堪能いたしました。状況に自ら手出ししたくてうずうずするのを、立場上必死に自制してましたけどね!

2部

 自分がGMでAGON。
 ギリシャ神話の英雄たちを扱ったシステムで、PC同士が栄光を競って争う点が特徴です。
 みなで神の試練を果たしたとしても、名前が残るのはただ一人。そんなセッティングで、協力と競争が入り交じった緊張感が場を支配します。
 前日に思い立って、Beast of Kolkorisの簡単な訳を作って持っていきました。理由は特にないのですが、たまにはゲームゲームしたものをやってみたかったのかも。


 幕間を挟むかどうかでもめるのは、前と同じ。
 そこまでは想定通り。
 だったわけですが、戦闘中に位置判定でトップをとった前衛PC(半公式のルールを用いているため、2歩移動が可能)が、後衛で弓を打っていたPCの目前にモンスターを移動した瞬間に空気が一変。


 カーン!


 とゴングが鳴るのをGMは確かに聞きました。
 マルチゲーマー・スイッチがオンになったプレイヤーにより、栄光ポイント競争が加速。もはや、ストーリーそっちのけで、いかに相手に天命を使わせポイントを削る(wikiにあったワンショット用ルールを試しで投入)かに、血眼でした。
 結果的には3番手で目立たなかったPCが僅差で勝利。
 そいつがかなりのゲスPCだったので、親友だった男から婚約者の姫を奪い取り、申し込まれた決闘で逆に相手を切り刻むという、面白エンディングでしめました。
 いやー、ひどいひどい。


 AGON分はたっぷり補給したので、もう1年ぐらいはやらなくていい気分に。