断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

7/10の覚え書き

 キャンペーン打ち上げという名の飲み会日。
 夕方から乱入して、ボードゲームでもだらだら遊ぶ予定が、Gさんとsomamitiさんが来襲。
 そんなわけで未明からLady Blackbirdを遊んできました。

2部

 新人さんを交えて、チケット・トゥ・ライド(ヨーロッパ)。
 続いてプエルトリコのカードゲーム版。
 新人さん帰宅後、3人でリスク2210。


 勝てないよ〜。

3部

 深夜1時半頃から、自分がGMでLady Blackbird。
 somamitiさん(ナターシャ)、伯林を愛する2回生Uさん(ナオミ)、暴れOBのAさん(サイラス)、横で寝ていたところを強引に巻き込まれたOBのディープKさん(ケイル&スナーグルの二役)という面々。
 失敗するのが無理といっても過言ではない、豪華面子でありました。


 今回は、最終的にダークサイドに堕ちたウリヤ・フリントを自らの手で処断する展開に。
 レディのカリスマが高く、彼女は帝国と、自らを育んだ社会と対決することを決意。海賊王の手下をまとめ上げ、父なるブラックバード公爵に決別を宣言することとなりました。
 ナオミは、そんなナターシャに友情は感じつつも、同じ道を歩むことなく去っていきます。相変わらず人間兵器でした。
 サイラスの想いは実りの予感を思わせつつも、明確に描かれることはなく。どこにつくかという決断が、最後まで揺れていて笑いました。彼の一行は海賊の首領レディに仕えることとなります。
 ケイルは海賊王と通じて密命を受け取っていたり、盗み癖でトラブルを引き起こしたり、なかなか味のある油断ならない人物でした。スナーグルは軽口の冴えるスリルシーカー。一人二役にも関わらず、癖のある人物を演じ分けるプレイヤー氏に脱帽。


 マスタリングとしては、プレイヤーが予期する展開を大きな所で2つぐらいひねりました。あとは人間関係を適度に刺激しつつ、プレイヤーの反応を見て展開を形作っていく感じに。
 例えば、帝国戦艦接近の報を聞き、ヘイブンから早朝に逃げだそうとするシーン。
 留め立てする役人をナターシャが巧みに言いくるめます。ここでGMは、港の役人が要求を聞き入れる代わりに、役得的に彼女の頬に軽くキスをすると宣言。サイラスは偽装書類で役人の目を逃れようと考えていたのですが、思わず役人の顎もとに鉄拳を見舞い「クソ野郎、俺の女に手を出すな」と叫んでしまいます。かくて、PCたちはより際どい状況へと追い込まれてしまうのです。


 あるいは、暴君と化してしまった海賊王ウリヤとナターシャの面会シーン。
 かつての恋人ウリヤの変貌を一通り描写したあと、GMがプレイヤーに「彼は今でもあなたのことを愛していると思いますか?」と質問。逡巡の後「いいえ、もはやそうではないでしょう。」との回答。ウリヤの瞳に宿るは権力への渇望、ナターシャに注がれる眼差しは、優しさ無く彼女の内に沸き立つ嵐の魔術だけを見つめている。GMはそう宣言し、このプレイヤー判断により、彼らの決別は決定的なものとなります。


 総合するといつも通り、プレイヤーのみなさんに助けられたとしか言えません。
 4時間と若干長めでしたが、なかなか充実感のある楽しいセッションでした。
 感謝あるのみです。