4/30の覚え書き
昨日の続き。
日付が変わる少し前に、30分仮眠を取ってから顔を出したところそこには・・・
・・・やはりというか、阿鼻叫喚の地獄絵図が!
Wローズ卓はろくでもないことが起きる、そんな予感はしてましたよ。
状況を聞いて腹抱えて大笑いしていたら、交代要員を申しつけられました。ひとの不幸を笑い飛ばしたがゆえの、因果応報というやつですね。
・2部+
最大6人によるWローズ。
GMレスかつ1キャラクターを全員で担当する形式をとり、アウロンにて「血塗れの浜辺」になってしまった地の混沌の呪縛を解き放つという展開。
一時離れる前には「どこに旅するのがいいだろうね?」「デュラに決まってますよ!」「そりゃこの機会を逃したらデュラを旅することなんて二度と無いかもしれないが、さすがに・・・」「じゃあ旧エンダルノウム。あ、ヒュノーもいいっすね」と、参加しない立場の気楽さで言いたい放題だったわけです。
が、帰ってくると開口一番「このアウロン、デュラよりひどいぞ!」との言葉が浴びせられました。
事情を聞いてみると・・・。
- クラーケンに関係した「少女の恋」が歪みの原因
- 「塞ぐもの」は女王であり、浜辺を血塗れにしている
- いきなり「串刺し狼」と遭遇した
- 森の中では空飛ぶ小鍋が「生首を煮させろ〜」と叫ぶ
- 「モンスターの断崖」からは、女王によって心臓ドキドキ病を患わされたモンスターたちが、悲鳴を上げながら次々と海に身を投げていく
- 孤児たちがそれを見て「とおちゃーん」と泣き叫んでいる
アウロン、なんと恐ろしい土地・・・。
リミンの儚き物語とか、どこへいってしもうたんや。
と、そんな中に途中参加。
そこから午前4時過ぎまでセッションは続き、まさに地獄に身を置く思いでした。
何度「もう、言葉は集まったんだから、遭遇すっ飛ばして変異混成しようよ、ね」と主張しても、G先生は一度たりとも首を縦に振らず。「ちゃんと最後までやり遂げるんだ」と頑固に主張されます。泣く泣く、ラストまで手順通り進めました。
当たり前のように、突拍子もない出来事がうち続くわけです。印象に残ったのをいくつか書き出すと・・・。
- 焼け跡で見つかるイメージ「恋の正三角形」!
- 敵対存在で「つくしの精」が現れて、本気で対処に困る。スルーはひどいので、ぱくりと食べたら、攻撃してきました・・・。
- 洞窟の奥に、曲がった杖を持つ「ミナミチエオオグマ」出現。瞳の奥には「処刑場」を宿らせており、その大杖で人を殴り殺す、処刑モンスターとの語りがなされました・・・。
- 女王は、全てを奪われ、屈辱的な風景で体を上書きされた挙げ句、黒塔から飛び降りて自害。
- 逍遙詩人から浜辺を戻すために解き放たれた身体のイメージは「求愛の悲劇」。悲劇なのか喜劇なのか、理解の難しい土地が誕生しました。
Wローズに対する、この日の参加者の大体一致した評価は「野心的なシステムではあるが、いかんせん完成度不足」「煩雑」。
あとの雑談でG先生あたりが口にした「真面目に物語を楽しもうとするメンバーを厳選すれば、興味深い物語が生まれるかもしれない。でも、同じ面子を揃えられるなら別システムを使った方が、ずっと楽。」「三題噺で物語を強制的に作らせると、どうしてもギャグになる。」あたりには同意いたします。
普通だと思いつかないような出来事が起きる愉快さはあっても、ギャグに堕するのも一瞬なので、物語を紡ぐ雰囲気を維持できませんでした。今回多人数だったということは影響しているにしろ、どこで遊ぼうと起こりうる事態だと安易に想像できます。
真面目さを加味したセッションを行いたいなら、少なくともGMをおいて、方向性を制御してもらった方が安全でしょう。
・3部
G先生、Kさんとひたすらだべる。
失礼な物言いがあったら申し訳ありません。相当眠かったので、かなりぞんざいになってました・・・。
朝になってからは師匠も交えつつ。
個人的には、かなり有意義な話を聞かせていただき、ダベリタイム参加者にはひたすら感謝です。
G先生は相変わらず情熱と美学を保持されており、到底勝てないなあと、実感いたしました。
そんなこんなで帰宅後、再び引っ越しの事後作業に追われ、寝不足からなかなかハードな一日となりました。