断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

4/17の覚え書き

 体調不良につき、予定通り1部のみで帰宅。
 私用により、来週も1部しか出席できない見通しであり、新歓期にあまり貢献できないのは心苦しい限りです・・・。


・1部
 本日の新人さんは9人。
 先週の大盛況も、「合わなかった」ためもう来られない方が幾人かおられたそうです。致し方ないと頭に何度言い聞かせても、一抹の寂しさはついて回ります。
 あと2週間ではっきりしますが、今の感触だと例年通りか若干少ないぐらいの人数で落ち着きそうですね。


 そんなこんなで、1部はOBであるTさんの天下繚乱に参加。
 プレイヤーは新人さん二人にOBが二人。なんと露骨な囲い込み。
 恒例の今回予告で、天草四郎時貞が邪法で蘇らせた死者を手駒として農民一揆を扇動する、というあらすじだと判明します。
 PCは世直し漫遊の旅を行うご老公とその後一行という布陣。
 自分に回ってきたのは正体を隠した異国人でした。ハンドアウトは、バチカンの密命を受けて、異端である天草四郎を排除し、日本に布教するために潜入している感じ。
 データ的にはサンプル・キャラクターを用いたのですが、武器の欄に目をやると「リボルバー二丁拳銃」と記載されています。二丁拳銃の異端審問官・・・そんなのディザレット州*1にしかいねー、と思いつつ、サンプル・キャラのイラストを見せてもらいます。
 そこには元気にリボルバーを構える下着無し娘の姿が!


 これで法王庁の異端審問官は無いだろうと、そこから切り離してキャライメージを確立することにしました。
 そうなると思い浮かぶのは「まさかの時の・・・」な三人組。
 深紅のコートと幅広帽子に身を包んだスペイン出身の異端審問官を作成します。天下繚乱の舞台である19世紀前半は、スペインの宗教裁判全盛期から300年ぐらいズレがありますが気にしない。
 ライフパスで記憶が失われたという設定を振ったのをいいことに、ここ数世紀の魔女狩りや過酷な異端審問の場には何故か姿を現す男という話を付加。彷徨える異端審問官、というわけです。ネタキャラですよ。
 二丁拳銃は合衆国を訪れた際、セイラムの魔女狩り(17世紀終わり)に参加して手にしたことにしますが、あとで顧みればまだ近代的なリボルバーは存在しない時期でしたね。真面目に考えるなら、西部劇的なリボルバーが登場するのは南北戦争期からであり、辻褄合わせがめんどくさいのでその辺の歴史考証はぶん投げました。


 ちなみにモンティ・パイソンを見たことがあるのは、卓では自分だけだったのですが、外見と台詞回しだけでもキャラ立ちしていたため、特に問題はなかったと思います。
 本家様とは関係のない小ネタを飛ばすギャグ・キャラとなりました。
 くだらない刑罰を口にする機会を逸したのは悔やまれますが、色物街道を邁進すると新人さんが喋る機会を奪うと思い自制。


 本編は、今回予告とGMシーンで全てのネタが開示される戦闘シナリオでした。
 策を弄しての各個撃破は、新人さんの出番を潰すとの考えから抑制。本当につっこんで敵を倒すだけになってしまったのが反省ポイントです。
 もう一人のOBプレイヤーであるOさんのご隠居(正体は時の将軍様)が事態をとりまとめる中、魔女狩り系のネタと妙な迫力で押すギャグ・キャラを気楽に遊ばせていただきました。
 新人さんの片方が、少々の演劇経験があったそうで、発声と台詞回しで演技に命を吹き込む技巧には驚かされました。うちみたいな小手先演技とは迫力が違います。演劇をちょっと勉強してみようかなと、考えてしまうほどです。
 セッションは「アレが最後の天草とは思えない・・・」で完。


 天下繚乱の感想も若干付け加えます。
 イメージを好き勝手に拡張しつつも、その無茶さを許容する世界観は面白い試みだと思います。今回はいませんでしたが、歴史上の人物を引っ張ってきても問題のないとする懐の深さも評価のポイントでしょう。
 ただ、個人的には神業的な技のつぶし合いに帰結する、アルシャードの戦闘は今ひとつ性に合いません。好みといえばそれまでですが。GMの創意工夫でこの辺の印象は変わってくるのかな?


・2部
 本来は参加人数を見て、足りなければ参加するつもりでした。
 しかし、待ち時間に左の後頭部が内側からめくれ上がるような、奇妙な頭痛が発生。
 ここから徹夜コースは、かえって他の参加者に迷惑、かつ健康を害すると判断して帰宅しました。
 実は人数不足の卓があり、申し訳ないと思いつつも・・・。

*1:Dogs in the Vineyardの舞台