断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

4/3の覚え書き

 新歓開始。現役のみなさまの労力には感謝あるのみです。
 3週間ぶりにRPGを遊ぶことができて、飢餓感が少し解消。


・1部
 OBのSさんがGMでゴーストバスターズRPG。
 DSのマジコン・ネタで、某N社を絡ませるために舞台は京都。
 ゴースト・バスターズ・フランチャイズの京都支店のダメダメな面々がPCでありました。
 梅田でなにわ支店との交流飲み会が催され、帰りの京阪電車で痴漢騒ぎに巻き込まれるところからセッション開始。その犯人は、車内から生えるマドハンドであったが・・・。


 新人さんが一人参加されまして、TRPG経験ゼロどころか、TRPGがどんな遊びかも知らないとの話でした。
 シナリオに絡みやすいように、某N社に務める旧友がいるという設定がGMから提示され、オープニングの痴漢騒動の直前に再会するという流れとなりました。
 が、ここで衝撃の展開。
 PCにかけられた嫌疑が言いくるめで回避された直後、新人さんのPCが、自分の友人が犯人なのを見たと現場で主張。哀れ、友人はしょっ引かれていきます。そこでそのPCが独白して曰く「くくく、これでお前のエリート人生もお終いだな!」と。どうやら、ゴースト・バスターズとしてやさぐれ人生を送る身から、エリート社員の友人を深く妬んでいた模様。
 いきなりの急展開に、参加者全員が大笑い。GMも含めて、この路線でセッションを展開しようかとも思ったのですが、「恩を売っておけば、仕事を回してくれるかもしれない」との思惑から、友人を迎えに行くこととなりました。
 ここで「さっきは酔っていて見間違えたんだ」と、身軽に立ち回られる新人さんPC。
 いろいろ感心いたしました。すごいわ。


 セッションは、マジコン所持していたPCを他全員でいじめる展開ありの、香港まで出向く羽目になりの、と盛りだくさん(でも3時間ちょっとにおさまる)で、楽しませていただきました。
 時事ネタを上手に消化する腕はさすがのひと言。


・2部
 2回生HさんがGMでクトゥルフの呼び声(ただし、クトゥルフ・モンスターは登場せず)。
 PCは3人まで一行の軽い設定がついており、全員が高校生。
 PC1による告白と、それに絡む怪奇事件がメインのシナリオでした。
 うちに振られたPC3は、オカ研部長で「重要ではないシーンならいつでも登場可能」というメタ的な特殊能力の持ち主との設定付き。
 キャラ作成時のプレイヤーたちが「つまり呼んでみて、こなければ重要シーンってことですね!」と、リトマス紙としての活用を提案。PCは一緒に行動することが多く、結局この案を用いる機会はありませんでしたが、少しウケてました。
 猫的な青年で、小柄でやせぎすなのに、常にスーパーのビニール袋に季節の果物を一杯詰めて口にしている、という変人設定にして、状況を引っかき回しつつオカルト知識を用いたアドバイスを行うという役どころで遊びました。ちょっと変人度合いが強すぎて、怪奇関連の情報が、他PCになかなか信じてもらえないという副作用が出たのはご愛敬。


 新人さんがいなかったこともあり、肩の凝らないセッションとなりました。
 押しと引きが全体的に弱かったため、強引な展開をPC側から挟みつつも、なんとか大団円に。


・3部
 新人さんが一人残られていたため、デモンパが行われることに。
 うちはそこからあぶれた人に頼んで、Apocalypse Worldの簡単なテストをやらせていただきました。
 キャラ作成から、実際の判定処理までを一通り遊んで、実運用時の感触を確かめるのが目的。
 PCを選んでもらったところチョッパー、ドライバー、バトルベイブという組み合わせになりまして。世紀末ひゃっはー部隊として村々を荒らしている設定がついてしまうあたり、深夜セッションらしさが満載です。
 セッションは、準備無し完全アドリブの短い代物。
 「村を略奪」->「そこから得た情報で未盗掘の核シェルターを漁りに向かう」->「そこに陣取った狂信者連中と戦闘」->「村に残されていた古びた戦車を牽引して狂信者を一掃」->「プレイヤー任せの超展開」と、緩い雰囲気のなかをテキトーに遊んでました。


 単純な処理で、プレイヤーからフィクションを引き出すシステムには感服いたしました。それもキャラクターへの没頭を損なわないままに。
 字面を追っているだけでは鮮明な像を結ばなかったのですが、実際に遊ぶとデザイナーの仕掛けが浮かび上がります。
 ルール上の仕掛けについては、咀嚼してまた書くかもしれません。
 眠い中、僕のわがままに付き合っていただいたプレイヤー諸氏には感謝あるのみです。


・3部以降
 ダベリタイム。
 この時期はストレスが高いためか、新人さんのいない卓がはっちゃけやすい傾向にあり、感想が楽しすぎます。
 新歓例会一日目の結果は、遊んでいかれた新人さん二人。去年と比べると好スタートと言えましょう。
 続く二週間が本番ですが・・・さて、どうなることやら。