3/6の覚え書き
この日のメインは飲み会だったため、内容は少なめ。
・1部
OBであるYさんのGMでゲヘナ〜アナスタシス〜。
アラビアン・ダーク・ファンタジーを標榜する独自色(とそこはかとないフェチ臭)の強い世界観は、サークルでもう少しスポットが当たってもよいと思うのですが、GMは絶滅危惧種という不遇のシステムです。
今回は1部ということもあり、ダンジョン的な手早く終わるシナリオとのこと。キャラ作成とルール説明に思いの外時間を食ってしまったということもあり、初っぱな、依頼先で問答無用の強制イベントをくらった訳ですが、このシーンが鮮烈すぎました。
美人で評判だった姉妹が呪いを受けて、一人はカバ体格にされて過食を続け、もう一人は骨と皮ばかりにされて食事を拒否するという状態になっているわけですが、後者の描写が斬新。「やせ細った娘は自らの鼻に石膏を詰め込み、更に針と糸で口を縫いつけようとしています」と聞き、自殺でも計ろうとしているのかと思いきや、さにあらず。
その口から漏れるは「呼吸をするだけでも太るから口を塞がないといけないの」のひと言。その発想はなかった、としか表現しようがないインパクトでした。相変わらず飛ばしてはりますなあ。
そんなこんなで異次元迷宮に閉じこめられたPCたちが脱出を計る(&ついでに美人姉妹の呪いを解く)のがメイン。
部屋ごとで得られる石版に書かれた詩を組み合わせて四行詩を作り、その内容でイベント発生という凝ったギミックが面白かったです。プレイヤーが二部屋突破しただけで、ボス召喚の詩を作ってしまい、一気に終わらせてしまったのが心残り。もうちょっと回って、このへんた、いや、GMのヴィジョンを楽しみたかったなというのが本音でありました。時間がおしていたので、しゃあなくはあるのですが。
名残惜しいですが、またお会いできる日を楽しみにしております。
・2部
飲み会。
珍しく酒を口にしました。
といっても小ジョッキに、ウーロン茶:チューハイ=4:1というごく僅かな比率でしたが。
・3部
酔った勢いで、自分がGMのPrinces' Kingdom。
サマリーを作成しながら、セッションをする機会に恵まれなかった、おとぎ話を遊ぶシステムです。
うちのサークルでほのぼのシナリオ遊ぼうとすると、大抵リアリティ・レベルの高いPCが介入して、きれいに刈り入れを行うケースが散見されるため、今回準備したのは暗い童話の雰囲気を混ぜ込んだシナリオ。
狼と人間が共存する島を、PCである幼き王子たちが訪れる話となりました。
GMに酒が入っていたこともあり、あまり制御しなかったら、PCのリアリティ・レイアーがばらけてしまい、中盤困ったのは内緒。
5才王子は動物を手懐けられたり、ホットケーキを作れたり、というリリカル路線。
9才王子は薬品に長じた魔法使いの弟子路線。
12才王子は、帝王学に通じ権威を振りかざす現実的支配階層路線。
凄まじいばかりのかみあわなさに、内心大笑いしていたのは秘密。
紆余曲折を経つつも、PCたちは八方丸く収める事に成功。見せ場が二つと、最終的な解決が5才王子の力によってもたらされたので、なんとなく上手くまとまった感じになった3時間でした。ホットケーキ万歳。9才王子にあまり脚光があたらなかったのが反省点です。
ナレーティブなRPGの入り口とするには最適なシステムだと思うので、新歓期にもっと口当たりの優しいシナリオを作って投入したいなと思ってます。
・その後
3部面子でダベリ。
下で、ディセント、ドミニオン、ロックなどが発生していたようですが、関係なく朝までひたすらダベリ。
本音だだ漏れだったため、詳細は忘れてもらえると嬉しいぐらいのレベル。
ただ、その影響で、ちょっと無理してでも今週はAWをやってみようかなと心変わりしました。