断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

8/29の覚え書き

 相変わらずクーラーがない部室2は地獄です、はーふーはー。
 日曜は徹夜明けで投票に行き、残暑の熱にじりじり焼かれて帰りました。


・1部
 Mさんのパラノイア・トラブルシューターに参加。
 まさかのシステム改訂で、GM曰く「互換率90%を達成しました」だそうです。Vistaより優秀ですね・・・ってほとんど変ってないってことじゃん!
 システム的特徴は、反逆ポイントの復活だそうです。反逆的な行いをして見とがめられる度にこのポイントがたまっていき、20になったらZapされます。面白いのは、溜まった時点でいきなり処刑されるわけではないし、また「他の反逆者を告発する」ことによって減少するという点。
 今回は、自分のキャラクターがデブリーフィング時にちょうど20ポイントだったため、他PCの悪事を1つ告発して助かろうとしたところ、「反撃で自分の秘密も暴露される」->「仕返しに相手のもっと大きな疑惑を口にする」というちくり合戦が発生。上手くパラノイア的な美しさが再現されました。結果、自分はただの処刑で済んだけど、一人をイレイズ処理に陥れることに成功。ふう、報復合戦は実に不毛でよいですな!
 本編は時事ネタだったのですが、いつも通り秘密結社指令が無茶振りで、かつそれどころじゃない事態が発生したため、メインのミッションはほとんど仕事ができませんでした。いつものことだね。あと、プレイヤー数が3人だと若干緊張感が生じるため、パラノイアはやっぱり5人ぐらいでやったほうがカオス濃度があがって、もっと暴れられるのではないかなという感想を持ちました。
 なお、GMが持ってきた限定版の表紙がパラノイアらしからぬ渋さ。裏面も真っ黒です。
http://www.mongoosepublishing.com/common_incs/popup.php?id=parabmissions.jpg
 通常版はいつも通りのエキセントリックさで、一安心。少しだけ未来世紀ブラジル風味が。
http://www.mongoosepublishing.com/common_incs/popup.php?id=paratshooters.jpg


・2部
 自分がGMで、Jaws of the Six Serpents。
 といっても、世界観は使わず、PDQシステムのお試しセッションという意味合いが強かったです。
 シナリオはネタと半分ぐらいまでの流れを考えて、あとはプレイヤーに振るスタイル。白状します、ほとんど作っておりませんでした。ごめん!
 ありがちなファンタジー世界の「帝国」辺境にある属州を舞台としました。ところが、最近ローマづいていたため、所々にそれっぽい味付けをしたところ、プレイヤーがノリノリで「じゃあ属州総督の名前はユリウスとかですかね?」とか振ってきたため、すっかりローマ風のノリに。導入部分の貴族パーティでは、寝転んでの食事と嘔吐で貴族NPCの悪趣味さを見せつけてみたり。
 ネタは、妖魔と化してしまった妖精による人間への復讐を中心に、光り物大好きのとぼけたカササギの王、帝国貴族たちの思惑などが絡んでいく感じ。PCのうち一人は父の不名誉に苦しむ騎士、とかそういう想定でした。相変わらず、時代に逆行したファンタジーしかおもいつきませんな。
 PDQシステムはPCの自由度がかなり高いため、プレイヤーそれぞれの方向性が如実に出たのが楽しげでありました。一人は時代劇ノリの剣客、一人は盲目の野伏にして妖魔使い、一人は左目をえぐり取られた奴隷商人。剣客は戦闘能力中心で終盤は無双状態だったり、野伏が深淵世界の住人にしか見えなかったり、奴隷商人は中国人で語尾に「アルね」を付けて喋ったり、方向性がばらばらなのにそれなりに、セッション時は噛み合った感じになるから不思議。
 自作特性値の中でのヒットは、奴隷商人の「命乞い」。セッション中、なんだかんだで役に立ったのがまた(笑)
 運用上の失敗は、学習点をぽんぽん渡しすぎたのと、運命点の消費効果にヒロイックなものを追加しすぎたため、戦闘時に敵NPCがほとんど何も出来ないまま殲滅されたことあたりでしょうか。そもそもイニシアティブはPCが有利なように作られているため、追加行動効果と合せて、NPCは行動が回ってくる前にぼっこぼこにされ瀕死でした。次回からは取り除こう・・・。
 全体的にはシステムが軽く、プレイヤー側からの物語への関与を引き出す工夫が為されているため、個人的には気に入りました。新バージョンのPDQ#を採用したSwashbucklers of the 7 Skiesにも俄然興味がでてきたので、来週遊ぶべく、今からがんばって準備します。時間的に世界観を把握しきれるか、かなり不安だったりしますが、やる気がわき上がっているときはその流れに乗るべきだと思うので。
 いずれにせよ、深淵疲れを休めるにはちょうどいい感触です。


・3部
 ロック2戦。
 一試合目は死人苔地獄、二試合目は表面一歩目ネクラでEvil半壊、とひどい有様でした・・・ぐすん。
 あとは横でやっていたディセントを見学したりしながらだべった後、帰りました。