断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

ダブルクロス3rd ルールブック2

 購入しときました。とりあえず一通りは斜め読み。
 相変わらず世界観がつかめるような、あやふやすぎるような。この辺は、リプレイなどを含め6年間展開してきた世界なので、横合いから覗くとそんな感想になってしまうのでしょう。
 データ面の充実と、エフェクトなどを読んでいくことでシナリオのネタとできるようになっている構造は良い感じ。最初の方にある「プレイヤーガイド」は、この手の注意書きとしては踏み込んでいるのが好印象。
 イージーエフェクトは、個性付けだけではなく、案外調査に使えそうなものが多いのは面白いですね。得られる効果だけでみると、どうしても似たり寄ったりになりがちなエフェクトよりも、シンドロームごとの特徴が出せてます。
 シナリオの組み方は1と同じくがちがち。プレイヤー5人で遊ぶと、ハンドアウトとオープニングで行動を起こすに足る情報が出てしまうため、サークルでやるとミドルフェイズの情報収集をすっ飛ばして、想定されているよりも積極的な動きを見せると思われます。踏み外した場合のフォローがもうちょっと記載されていれば、初心者にはよりやりやすいのではないでしょうか。ネタは定番っぽいですが面白いですよ。という、生意気な感想。