断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

『惑乱の公子』

 週末は深淵のGM予定につき、ファンタジー成分補給のため読み直しました。
 表現や台詞回しなど、自分のイメージする深淵が、「平らな地球シリーズ」の影響下にあることを再認識。狂気の君と闇の君の戦いを主軸にしたこの本の中では、序章のベイベルーの塔が素晴らしすぎます。

「戯れにわが地位を乗っ取らんとした愛しいアズュラーン、わしは御身とは争わぬよ。交換をしようではないか。交換は戦ではない。自ら惑乱の公子となるがよいよ。苦悩をもたらす者、山犬、悪しき者にはこのチャズがなるとしよう」