断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

7/25の覚え書き

 例会前に滝のような豪雨が降り注ぎ、参加者は少ないかもと危惧しましたが、意外と盛況でした。
 向かう途中に寄り道して、ガンドック・ゼロのリプレイ『アゲインスト・ジェノサイド』とダブルクロス3rdのリプレイ『ジェネシス』を購入。復帰後は実際のセッション重視で、リプレイは年一冊読むかどうかだったのですが、ルール適用の参考用に思わず購入してしまいました。
 今週はGMだけど、システム何にしようかな・・・。
#ダブルクロス3rdの付属シナリオのネタバレを若干含みます


・1部
 OBであるTさんのシノビガミに参加。
 Wさんが単発で打たれたシノビガミの参加者ばかりで、自分だけが初めてという状態。
 PC4名のうち、目的達成が困難な【秘密】持ちだったため、ほとんどそちらの関係構築にかかりっきりでした。お互いに、一回ずつ刺し合わないと、相思相愛にならないっておかしいよ!
 PCのアクションがターン制なので、一回一回の行動とそこからもたらされる情報が他PCの意志決定に与える影響は大きく、マルチゲームの風味が手軽に楽しめます。焦点を絞り込んだシステムは好印象を抱きました。
 中盤、行動宣言して特技を選びダイスを振るだけになっていたため、単調な感を受けました(実際、何人かのプレイヤー、GMともにあくびをかみ殺す仕草が見られた)。プレイヤーは使う特技の工夫や他PCとの絡みを意識的にすべきだろうし、ハンドアウトはPC同士の興味をかき立てるものに調整すべきなのかもしれません。後者は、根深い対立なり、協力しなければならない状況なりを仕込むだけでも、動機の形成がずいぶん違ってくると思います。
 また、PCが最初に与えられているアイテム三種を集めることによって云々、という設定だったから「どうやって集めるようか」と細かく調整してきたのに、「実は代用品が存在して、なんとかしてしまいました」的な展開だったのにはずっこけてしました。結果をPCに任せる形のギミックを仕込むのなら、安全ネットは本当に二進も三進もいかなくなったときのみに使用すべきではないかと。そうしなければ、「何をやっても同じ結果か」との感想をプレイヤーに与えかねない危険があります。
 ともあれ、PC同士の絡みとダイスの妙で、ラストが壮絶な感じになったのはTRPGらしい面白さでした。


・2部
 何故か自分がGMでダブルクロス3rd。
 ルールブック1についていたサンプルシナリオを、おっさんばかりの面子で打つこととなりました。
 自分が2回生だった時にでもあり得る参加者構成であり、タイムスリップしたのかと。
 セッション自体は、プレイヤーもベテランしかいないということがあり、小手先の技術で適度に笑いも取りつつまとめる感じに。年の功のなせる業、なのですが、TRPGを遊んだ気があまりしませんでした(笑)。
 入門用のシンプルでストレートなシナリオは、極端に不自然な流れにならないようアドリブで調整しました。そのため終わった後、Iさんから「『生』な感じが足りない」と指摘されたり。G先生じゃないんだから、あえて加工せずにシナリオに書かれたとおり運用する、といった偽悪的な行いはいたしません(笑)。
 #Iさんの話は興味深いところもあり、明日にでもそれについて書きます
 セッション進行は、プレイヤーがシナリオでは想定されていない行動を「理知的に妥当な判断」として選ぶケースが二件。
 世界観的な話では、何の呵責もなく記憶操作するUGNに対してツッコミが入ったり。
 システム面は、さほど変らない手触りで、結局タイタスでボスの強烈な一撃を凌ぎつつ、侵食率100%越えPCの猛撃で沈めるという戦闘バランスも相変わらず。


・3部
 ロック。膠着の酷いロックでした。
 Goodは弱くはなかったのに、大臣(自分)とヴェルト・ニムの顔カードが被ってしまい、共に変身不可のため集結して戦えないという恥ずかしい展開に。Evil側は、至る所敵だらけのライオットが悲惨でした。そしてDr.ウォンが大暴れ、最後はピンゾロ復活したミレニアムが美味しいところを全て持っていく締めに。
 あとはドミニオンとかだべりとか。