断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

深淵のGMに求められること

 なにやら2chの深淵スレでGMの役割について、話が盛り上がっているようです。若干荒れ気味?
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1219819615/


 基本的にGM以外で深淵を遊ぶことが無いに等しい環境なので、プレイヤーの求めるGM像ってのが明確な像を結びません。また、自分の環境だとネタの仕込みすらない完全ランダムの渦型は、手抜きと見なされても文句は言えないのでやりません。そんなわけで、興味はあるけれど議論には入っていきにくい感じです。
 以前、ずっと以前、現役でサークルにいた頃はアドリブ中心でGMをやっていました。そのとき、ある方から「夢歩きの言葉や運命といった小道具でまやかしをかけているにすぎない」と指摘されたものです。その考えは正しいと思ったし、何らかの形で乗り越える手段を見いだすべきだと考えるに至りました。その想いは今でも生きているし、たとえ失敗しても、何らかの趣向は盛り込むように努力しています。
 例えば深淵は、「雪の山村に紛れ込んだPCたちが、すべての住民が人形師に作られた生ける人形であると気がつく。人形使いラプティークは、PCたちの心に入り込んで、叶わなかった幸せを人形たちによって再現し誘惑する。」というメモ書きだけでもセッションを保たすことが可能です。学生時代はずっとアドリブも利いたし、(反射的な記憶力がよかったのか)プレイヤーの台詞や行動を拾って展開に反映させるのも楽でしたのでなおさらです。
 けれど、それだけだとどうにも味付けが薄い。創意工夫を加えることで、もう少し中身のあるセッションを展開できるのではないかと、今では考えています。少しでも実践できているかは、プレイヤーとして参加していただいている方々に聞かないとわかりませんが、どーなんでしょうね。