断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

次回シナリオのテンプレート

 先週作ったのを更に調整して、だいたいできあがりました(データも込み)。第二の運命はそれぞれ3つの中から選択する方式なんですが、こちらは8割程度固まっています。あと二日でシナリオを煮詰めてゆき、それを踏まえて最終調整する予定。舞台設定(別冊FSGI誌の2号の記事がベース)とPC設定の基礎をメモとして続きに書いておきます。
 PC設定は元々文章で書いていたけど、自由度が低すぎるので箇条書きに変更。あんまかわんないかも・・・。性別はPC4以外変更可能だけど、奨励はしない方向で。


舞台設定(口頭説明の予定)
 大陸の南端の沿岸に多数の小さな島や裂け目が点在する海がある。ここは多島海(アルキエラ)と呼ばれ浅瀬に隠された多数の岩礁により、航海上の難所とされる。また、中心には魔族が封印されているという伝説のある大渦が常時発生している。小島や裂け目には小さな集落が点在しており、人々は半農半漁の生活を送っている。
 舞台となるのは多島海の南西の端に位置する島。通火が多く生息する小島であり、かつては「有明の灯」と呼ばれていた。島は中央が盛り上がった山状の形をしており、山頂にはうち捨てられた灯台がある。こちらが「有明の灯」の由来であるとする説もあるが、いずれにせよここ百年は灯台に近づいた村人はいないらしい。人々の生活は山沿いの畑が生産の中心であり、海には漁のための小舟が数隻ある程度。時折、商船が訪れ、珍しいものや娯楽を提供して補給を得る。若者の中には、これに同行して島を出るものもいる。
 三ヶ月前、多島海でショラール海賊の人狩りが行われ、この島にも海賊が押し寄せてきた。戦の経験がない村人は抗するすべを持たなかったが、兵役の経験がある村長の指揮と霧の魔力を持つ少年の力で海賊を撃退することに成功する。残念ながら村長を含め数名の犠牲を出したが、この英雄的働きは詩人の歌によって周辺に伝えられることとなった。


PC1 テンプレート:魔力を持つ少年
年齢:12才(推定寿命50才)
運命:[40]魔法の力->(縁故により発生)[45]異形の刻印
基本設定
多島海の南西の端にある島の集落に暮らす少年
・霧を呼び出し操る魔力を持つ(きっかけは自由に設定)
・親はもうこの世におらず、3才上の姉(PC4の恋人)がいる
・その力で三ヶ月前島を襲った海賊を追い払い地域で評判に
・指揮をとった村長(育ての親)は戦の傷が元で死亡
・力を使った結果、身体の異形がどんどん広がりつつある
・結果村人からは畏怖と嫌悪の混じった視線を向けられる
・PC4は半年前に嵐に巻き込まれ死んだという知らせあり
・未来の夫を失った姉は新しい村長に言い寄られている
・弟への風当たりを弱めるため、姉はそれを受け入れている
・設定するのが望ましい項目:「異形の形状」
「自分の力や境遇に対する考え」「姉とその行動への思い」


PC2 テンプレート:風虎のまじない師(魔道師くずれ)
年齢:20才(推定寿命50才)
運命:[10]待機
基本設定
・魔法か勉学の才を認められ12の年に魔道師学院に入る
・候補生最後の年に魔道師になれないことを告げられる
・理由は不明でも第二の運命がらみでも自由設定でもよい
・まじない師の弟子になるなどして魔法の技を身につけた
・以来、自分がなにかのために待機していると感じている
・南方の地でまじない師をしていたところ学院から依頼が
・魔法の力を使い海賊を撃退したとされる少年の探索
・そして少年の力を見極め学院に連れてくることが依頼内容
・これこそ自分の待っていた時だという不思議な確信がある
・設定するのが望ましい項目:「魔道師になれなかった理由」
「魔力を持つ少年を見つけた後、どう振る舞うつもりか」


PC3 テンプレート:囚われた傭兵
年齢:24才(推定寿命50才)
運命:[64]探し求める仇
基本設定
・腕の立つ傭兵だったが悪名高いショラールの海賊に捕まる
・そのまま海賊船の漕ぎ手奴隷として鎖に繋がれてしまった
・船長はベグナという、死人を使うとされるまじない師の男
・彼は褐色の肌の全身に奇怪な入れ墨を施している
・奴隷たちの中でもあなたに特に酷い仕打ちを繰り返した
・結果あなたはベグナに対して激しい復讐心を抱いている
多島海で停泊している時、隙をみて夜間に小舟を奪い脱走
・海賊の話によると撃退された仲間の報復に向かうとのこと
・危機を知らせるべく、遠くの灯り目指して櫂を動かした
・設定するのが望ましい項目:「ベグナへの復讐心の度合い」
「住民を利用してでも復讐するか否か」


PC4 テンプレート:船乗り
年齢:20才(推定寿命50才)
運命:[02]生き返った死者
基本設定
多島海の南西にある島出身の船乗り、若くして島を出た
・時々帰郷しており昨年帰った際にPC1の姉と恋仲に
・将来を誓い合う関係であり、PC1とも面識がある
・数ヶ月後、大嵐に巻き込まれ船が沈みあなたは死んだ
・目を覚ますと光り輝く船の甲板にいることに気がついた
・船員曰く、この船は海の神に選ばれたものたちが乗る、と
・乗組員は不老不死の英雄であり、あなたは新たな一員だと
・あなたは恋人に別れを告げることも叶わぬのか?と尋ねた
・同情した船員たちは、故郷に航路を変えてくれる
・ただし陸は海神の封土にあらざる故、不死者ではなくなる
・また新月の晩までに戻らなければ海の魔力は消え命を失う
・それまでに灯台に火をともせば迎えに行くとのこと
・小舟を用意してもらいあなたは故郷へと向った
・設定するのが望ましい項目:「PC1の姉への想い」
「帰郷後、船に戻る気があるのか否か」


*PC1の設定はほぼゲド戦記のまんまですし、PC4はケルトの物語が元です。
*ぱくり・・・? いえ、インスパイアされただけです!たぶん・・・ね。