断片の物置、跡地

記憶の断片が散乱するがらくた置き場

8/2の覚え書き

・1部
 あまり意識していなかったけど、どうも疲れが溜っていたようで体調不良。3卓たち、一応は参加希望を出したものの若干人数オーバー気味だったので、1部はお休みして休憩を取ってました。うたた寝なんぞをしつつ積ん読になっていたジョナサン・キャロルの『薪の結婚』をようやく読み始めるも、半分ぐらいの時間はうつらうつら。おかげでかなり復調できました。


・2部
 Hさんの『戦国霊異伝』に参加。1580年頃を舞台に、身ごもった後に失踪した妻を探す武芸者と信長に恨みを持つ忍者たちを中心としたシナリオでした。再利用であり、今後も同じケースがありそうなので(時事ネタなので再利用はまず無い先週と違って)シナリオの詳細については触れません。私は先に挙げた武芸者を助ける立場という設定だったので、彼の乳兄弟で今は密教僧というPCにしました。賭博技能とかを持っていたため、酒、女、博打好きで世知に長けた僧だが、武芸者のことを兄弟のように大切に思っており、(戦によって滅ぼされた)彼の本家再興に力を貸そうとしている、とかいう設定に。
 ところが、この武芸者が感動を覚えるほどのヘタレキャラで、プレイヤーとしての私は大笑いしつつキャラクターの忠誠心は怒濤の勢いで落ちてゆく展開に。「滅ぼされた家はどうでもよく妻とひっそり暮らすことばかりを、お家再興の決意を持ち協力してくれている相手にこぼす」「鬼が出没すると聞き怯え武士としての誇りを全く感じさせない」「その割には直後に怪しげな村人に“後ろから”斬りかかるも、ロール失敗して外す」「妻に起こったことを教えられても愛を貫くと言い張り、でも実際に顔を合わせたら一瞬で心が折れる」などなど。うちのPCはなんとか野心をかき立てようと囁いてみるも効果ないので、仕方なく最後までつきあうも、最後のあまりの情けない姿にとうとう見捨ててしまいました。僧だったので彼の遺骸を弔うという終わり方に。笑いに笑いましたが、キャラクター的には仕える相手を間違えたなというところですね!


・3部
 5人の余り組で、ゴビ砂漠の交易を扱った『オアシス』とスペインの支配を争う『エル・グランデ』を1回ずつ。両方ともドイツ製の陣取りゲームです。
 『オアシス』は前遊んだ時、一部ルール間違いがあった、とか、3人で遊んだら酷いゲームだった、とか参加面子にそれぞれ思うところがあり、きっちり5人で遊ぼうという流れに。うまく作られているしバランスも考えられている良作なですが、この地味な展開と湿っぽい対立構図には好みが分かれるところだと思いました。短時間で終わるし、好みに合えば是非とも。終了後レインマン最強説で若干盛り上がりました。ゲームの結果は3位ぐらい。
 同じ陣取りゲームでも『エル・グランデ』は、時々大きな動きが起きるのと、交渉もそれなりにできるので、個人的には性に合う感じでした。というか傑作の部類に入ると思います。初プレイだったこともあり、最初とまどっている間に館の騎士を全員田舎に送還するカードの直撃を受け、それが後々に響きました。ブローだとおもって一回喰らってみたら、アッパーでもろに足に来た感じ、とでも表現すればいいのでしょうか。見事最下位。序盤はプレイヤー間の得点が大きく開いていたのに、最後はそれなりの接戦になり盛り上がりました。ゲーム性も雰囲気も題材もかなりの好み。